劇場版「名探偵コナン」最新作主題歌はいきものがかり

Being陥落か! 15年もの間この主題歌枠を起点にしてヒットを生んできたのですが、ここ最近はBeing自体この枠で主題歌流して番組時間内でスポット入れるのが精一杯で他のプロモーションほぼできず。去年オープニングだった新人のCaos Caos Caosは60位・2700枚止まりでしかもその後のほぼノンタイアップの2ndシングルは300枚程度。まったくもって認知上がってない。でも他に何もできないんだ。さらに倉木麻衣BREAKERZも主題歌になることでの売上の上乗せほぼなし。もう枠を押さえる旨みもあまりない状態だったので仕方ないのです。
もしかしたら明け渡したのは映画だけで、TVシリーズは必死で押さえ続けるのかもしれない。しれないけど。

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日曜は恵比寿ガーデンホールでHostess Club Weekender
土日の開催でしたが、Perfume Genius観たさにとりあえず日曜のみで。とはいえ、クリエイティブマンBritish Anthem最近やってくれないので、こういう洋楽のショーケースライブは貴重です。

Perfume Genius
本人とイケメン(キーボード担当)とメタリカ風(ギターとカホン担当)の3人。2ndアルバム聴いてやっぱ1stの底なしの儚さは奇跡だったのだなあと思ったのだけど、そういう気持ちをライブでも持った。賛美歌のような美しく気高い音であることは間違いないんだけど、1stで心底惚れ込んだ今にも壊れそうな空気感はやはり望めず。
で、アルバム日本盤のライナーノーツ見て、彼がゲイであることがはっきりわかって納得したのだけど、どうもイケメンの方が彼氏っぽい感じで。高頻度で彼を見つめていたり、ひとつのキーボードを寄り添って弾いてみたり、まあ何か背景がピンク色な感じで。オフステージのメタリカ兄さんの立場が非常に気になりました。


■Anna Calvi
本人とドラム担当男子と、何でも担当(オルガンとかギターとかパーカションとか)女子の3人。
彼女の音源は聴いたことないんだけど、ギターアホみたいにうまいし演奏は骨太。でも音源聴いてみたら意外にポップ。この差は彼女にとってプラスなのかどうかは今はよくわからない。


■Toro Y Moi
本人とリズム隊とキーボード&ギター担当の4人。
リズム隊が生なので明らかに録音音源よりも肉感的な音に。間違いなくかっこいいんだけど、でもそうなると何か普通のバンドっぽくも聴こえるわけで。メロによってはAORっぽく聴こえたりもして、それは彼らにとっていいのか悪いのかよくわからない。


■Atlas Sound
Deerhunterの人のソロプロジェクト。1人。前の来日の時もそうだったみたいですが、オケに合わせてアコギを弾き歌うスタイル。
時折はっとする瞬間もあるんだけど、その瞬間までがいかにも冗長すぎてちょっとだるくなるときも。オケにはほぼギター音まで完全に収録されていて、アコギの音量も極めて控えめ、インプロヴィゼーションみたいな部分までオケになっていてそれに合わせてすげえ弾くんだけど、結局かすかにカチャカチャカチャカチャみたいな音しか聴こえなくて、こういうスタイルにする意図がいまいちよくわからなかった。単にお金がないとか友達がいないとかだったら悲しい。


Spiritualized
ジェイソンの他、ギター2名、リズム隊、キーボード、黒人のコーラスのお姉ちゃん2名の合計8人の大所帯。
いやもうものすげえ。ライブバンドとしての格がここまでの全バンドとは桁違い。メロや構成はゴスペル辺りまで突っ込んでいるのにフィードバックギターのことは決して忘れないという彼らのスタイルを堪能できました。音源ではフワフワした感じでそこそこメロにマッチするように作られているホワイトノイズも、3本のギターで攻撃性を増してガンガン響く。面白くてたまらん。
でも何でJasonは上手端っこで横向いて歌うんだろうね。

ということで、ショーケースとしては非常によくできた企画で非常に楽しかったです。また6月にやるらしいので、できるだけ行こうと思う。攻めてるよHostess。