以前、AKB48がキングレコードに移籍してから圧倒的に男目線の曲が増えたということを言いましたが、ちょっと間が空いたこともあるのでシングルを最初からざっと並べてみました。
アルバム楽曲やカップリングは劇場での披露から音源化までにタイムラグがあるものもあったりして時系列がよくわからないので、とりあえず放置します。
発売日 | タイトル | 主格 |
■AKS | ||
2006.02 | 桜の花びらたち | 女 |
2006.06 | スカート、ひらり | 女 |
■DefSTAR | ||
2006.10 | 会いたかった | ?(2人称「君」) |
2007.01 | 制服が邪魔をする | 女 |
2007.04 | 軽蔑していた愛情 | 女 |
2007.07 | BINGO! | 女 |
2007.08 | 僕の太陽 | 男 |
2007.10 | 夕陽を見ているか? | ?(2人称「君」) |
2008.01 | ロマンス、イラネ | 女 |
2008.02 | 桜の花びらたち2008 | 女 |
■KING RECORDS | ||
2008.10 | 大声ダイヤモンド | 男 |
2009.03 | 10年桜 | 男 |
2009.06 | 涙サプライズ! | 男 |
2009.08 | 言い訳Maybe | 男 |
2009.10 | RIVER | ?(2人称「君」) |
2010.02 | 桜の栞 | ?(人称なし) |
2010.05 | ポニーテールとシュシュ | 男 |
2010.08 | ヘビーローテーション | 男 |
2010.10 | Beginner | 男 |
2010.12 | チャンスの順番 | ?(2人称「君」) |
2011.02 | 桜の木になろう | 男 |
2011.05 | Everyday、カチューシャ | 男 |
2011.08 | フライングゲット | 男 |
2011.10 | 風は吹いている | 女 |
2011.12 | 上からマリコ | 男 |
また、1人称「私」の場合は女と判断。"風は吹いている"はキング移籍後初の「女」歌ですが、この曲は震災を受けての相当エクストラな位置付けの曲なのでそういうことなのかなと。ただDefSTAR時代のあからさまな「女」歌には「〜なの」「〜だわ」的な典型的女言葉が入っているのと比較すると、それらが全く無いので、全体として極めてジェンダーフリーというか、どっちか判断しにくい形になっています。
歌詞に1人称の表記が全くない場合は判断しにくいので「?」としていますが、2人称「君」の曲は明らかな「女」目線の歌と比べると先述の女言葉も全く入っていないので、「男」的ではあります。"桜の栞"はまあ、ああいう「唱歌」的な作りで1人称も2人称も話し言葉的な語尾もないので判断しようがない。
まあ、そんな感じで。
明らかに一貫した何らかの戦略性を持ってキングへの移籍を果たしたことがわかります。売上の上がりっぷりからしてもその戦略はおよそ正しかったということで、だからこそここまでずっと続いてきたんだと思いますし、2011年なんかはリリース時期や曲のテーマまできれいに2010年をトレースしてきましたが、"風は吹いている"で移籍以降("チャンスの順番"を除いて)ここまで続いてきた売上枚数の右肩上がりもストップしまして、そろそろ移籍以降の方針が行くところまで行った感じもあり。
近々でまた大きな変化があるやもしれません。