なんか今週になって一気にニュースとして上がってまいりましたが、
また新たなアイドルグループがぞろぞろとデビューしてくるようで。


UNDER FOREST

もはや青息吐息のビーイングが遂になりふり構わなくなって出してきた女の子ユニット。
ただ、他のグループと差別化したいあまりの、やっちゃった感溢れるこのコンセプトがもう目も当てられないくらい痛々しい。
かつこの楽曲、いろいろと作り込んでいる割にはメロディの基本がまんまビーイングのテンプレ通りなのが、さすがビーイングだぜと褒めたいくらい筋が通りすぎていてむしろやりきれない。
あとはこのキャラで世に出たときスターボーくらい笑えれば救いがあるんだけど。


ユニット名未定

かつての雄、ヴィジョンファクトリーも遅ればせながら参戦。
グループ名を一般公募というのは、SPEEDのときの夢よもう一度というところでしょうか。
こちらはどうも言ってる内容から察するに相当「本格派」を狙ってきそうな感じですが、ティーンが本格派狙ってアレな感じになった例としてHappinessが既に存在してますので、ここから更にどう微調整してデビューさせてくるのか、見物でございます。
つうかまたSPEEDと同じ路線狙いそうな気がするんだけど、それでいいのか。


放課後プリンセス

これ、「特定の事務所やレコード会社ではなく」と言ったところで、当然運営母体を最初に立ち上げた張本人がいるわけで、それがどういう立ち位置よ、という話です。
深夜アニメや邦画によくある「制作委員会」方式に近い形と考えていいかと思いますが、複数の会社の思惑を公平に反映しようとすると、徐々に責任の所在が曖昧になっていき、あんまりいい方向に進んで行かないような気もするのですが。


まあそんな感じですが、ただ、ここらのニュース見ながら、今自分がアイドルシーンを面白がっている理由が何となくわかった。シューゲイザーとかマッドチェスターのシーンと同じように見てるんだわ、俺。

当時はああいうシーンの当事者でいることが何とも嬉しくて、様々な雑誌を頼りにしながらいろんなバンドを聴き倒しては、気に入る音を探していたわけですが、あれ以降大きなムーブメントもなく、クラブ側にはあったかもしれないけれど、そっちには完全に当事者意識が芽生えるほどにのめり込まないまま来てしまい。
そしてそれ以降、世界の音楽丸ごと大きなムーブメントと呼べる動きもなくなり、結局それ以降は基本的に俯瞰の視点で音楽を聴くことに徹してきたわけですが。


それが今年2月25日にももクロに完全にやられてしまったとき、長きに渡って眠り続けていた俺の当事者意識が目を覚ましたわけですよ。当時のまま。

シューゲイザーシーンの場合、マイブラという絶対王者が君臨している中、RideやLushやPale Saintsといった第一次フォロワー勢が現れて人気を博し、そこから更にChapterhouseやSlowdiveやRevolverやMooseといったあたりの第二次フォロワーが現れて、それぞれ前のバンドとは差別化しながらも結局第一次フォロワー程には売れないまま消えたり路線変更したり。

先述のこれからデビューするアイドルたちがその第二次フォロワーの姿と妙に被るわけですよ。構造はだいたい一緒じゃんと。
何かそれに気づいて、今のこのムーブメントをきちんとシーンとして追いたい、記憶したいという欲求がふつふつと湧いてきてきていた今の自分の感情にも折り合いが付いて大変に嬉しい。

ももクロ見た際に、当事者意識と同時にアイドルは音源だけではダメで現場見ないと判断できないということも理解できたので、とりあえずこれまでにトマパイ、東京女子流ぱすぽ☆と見て、そのグループの位置付けや差別化ポイントも理解しようとしたりして。

というわけで、今年の夏はRIJFを8/5の1日だけ、8/12晩のSONICMANIAサマソニは8/14のみという変則パターンで臨みますが、もうひとつ。
8/27-28のTOKYO IDOL FESTIVALも主催者先行で突っ込んでおります。
まとめて現場見るチャンスですよ。今から楽しみでしょうがない。