最近、レコ屋の店員の接客がどこも丁寧になっている気がする。
少しでもネガティブ要因を払拭して何とかまた利用してもらおうと必死なのは何となくわかるけど、レコファンのレジのお兄さんに会計後お辞儀されたときには何が起こったかと思ったよ。何か落ち着かねえ。
ドラクエの武器屋みたいな接客が理想なんだけど。

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本日、明日閉店の大宮WAVEに行ってみました。
もうだいぶ什器を搬出しているようで店内はかなりスカスカ。ほとんどの商品が50%引きになっていましたが、明日閉店の割にはそこそこ名前のあるアーティストの商品もあちこちに残っている。
まあ、告知の手段がほとんどないからなあ。

どうやら「倒産」「破産」「会社更生法」のような公式に残る形での撤収ではないようで、何もプレスリリースが出ず渋谷HMVのように何らかのオフィシャルな媒体で大きく取り上げられることもなく、ひっそりと姿を消すことになるのが切ない。

自分は1994年に東京に出てきたのですが、会社員になってお給料もらえるようになり、学生の時以上に好きにCDやレコード買えるようになるにあたり、毎年度テーマを決めてそれを重点的に購入していたんですね。
1年目は80年代リヴァイヴァル、2年目は新人・若手バンド青田買い、3年目はカバー曲と続け、それ以降収拾がつかなくなってテーマをやめたのですが、要するにこの3年がこのサイトの基礎になり。

で、2年目の新人・若手バンド捜索の際の主戦場が、まだパルコ1階にあった頃の渋谷WAVEでした。薄暗い店内に突入し、知らん名前のバンドを片っ端から試聴して気に入ったものを1-2枚買って帰るというのが当時のパターン。
UKのみ数量限定発売だったはずのMenswearのデビューシングルを見つけたのもWAVEだったのを覚えてる。GeneやMercury Revを初めて聴いたのもWAVEだったような。

40を過ぎた今も、とりあえず新人バンドにはがっついてみようという気持ちになれるのも、言ってみればWAVEに育まれた根性の賜物。
結局あの頃から何にも変わらないままここまで来てしまいました。WAVEのお陰です。どうもありがとう。

昔はグレー地に黒字だったよね。