Ringwanderungというアイドルグループ。ライブを観に行きました。
開催を知った最初は「どうしようかな」くらいの温度感だったのですが、「アンコールで新メンバーお披露目」という告知が入った途端にチケット取りました。
時々思い立ったらライブを観ている程度に好きなグループなのですが、その程度の温度感の自分でも動揺するレベルで驚いたのが今年2月、メンバーのみょん嬢脱退の報。
彼女の場合、ただメンバーの1人が抜けますというのと少し違います。
Ringwanderungというグループがそもそも、テレビ番組等で「歌うま女子高生」としてならしたみょん嬢を据えたうえで、他のメンバーをオーディションで選抜して結成されたというグループ。
そこから彼女が抜けるということは、インパクトとしては無理くり例えると「ももクロから夏菜子が脱退」と言われたような、そういうレベルのものがあったわけです。
その後、新メンバーオーディションの告知を行うものの5月に一旦「該当者なし」という発信。
正直なところ、おう、そりゃそうだろうよ、そう簡単に替わりが見つかるものか、という気持ちになりましたが、資格等を変更してオーディション仕切り直し。
結果、お披露目の10日前の13日に新メンバーの百音さんが発表され、その前には別のアイドルグループに所属していたということで、その映像を探して見てみたところ、確かに歌はうまくはあるものの、そんなガンガン来るような感じでもなく、というか歌のうまさが映えるような楽曲のグループでもなく、正直これ大丈夫かいなという気持ちも抱えつつ横浜。
新高島駅で降りたら女性だらけで、調べてみたらぴあアリーナではINI、KTアリーナではSKI-HI社長率いるBMSG所属のグループ総出のライブ。
そんなロケーションの中、キャパ2000のKT ZEPP Yokohamaへ。
本編は4人体制のラスト。
5人だった頃は、ユニゾンにしろハモりにしろ5人同時で発声することはほとんどなく、1人/2人/3人の歌唱を組み合わせることで楽曲のダイナミズムを制御する感じで、そこが割と好きなところでもあったのですが、4人体制ではかなり違ってきます。
アッパーな曲のサビ頭で4人同時発声も割と頻繁に行われ、メンバー全員が変更された歌割りでぐいぐい感はもしかしたら前以上、特に倫子さんの頑張りが心に来ます。
これはこれですごくアリだなと思いながら楽しく過ごしたわけですが、問題はやっぱりアンコール。
アンコール、白い新衣装の4人から少し遅れて新メンバーの百音さん登場。
アンコールは3曲。新メンが歌入れて振り入れてお披露目できるレベルに持っていけるのはこれくらいでしょう。
というか、すごくよかったです。
まだ歌割り的にも百音さんの出番は少なめのようでしたが、4人の時の方針がまんま新しい5人体制にも受け継がれているようで、サビ頭の5人同時発声もあり。
推測としては、最初のオーディションでは割とみょん嬢の代替を探していたのがそりゃ見つかるはずもなく、仕切り直した際にはもう元々に戻そうというのではなく違った形でのリスタートを目指した、それがこれではないかと。
それでも4人のままではなく5人体制に戻したことについては、一緒に観ていた友人の「4人の守備範囲が戻るんじゃないか」という言葉で腑に落ちました。
もちろん全てが元に戻るわけではないけれど、5人であることで少しでも快適に活動できるのであれば、それは当然よいパフォーマンスとして我々に還元されるわけで。
新メンの成長というのは見ていて大変に心に来ますし、往々にして「そこそこ」からの驚くようなジャンプアップがありますので、これからもできるだけ。
とりあえず、まだ百音さんのメンバーカラーが正式に発表されてないうちから、前に所属していたグループの担当色が紫だったからでしょう、アンコール時に早々にペンライトを紫色にして振っていたオタクの皆さんが優勝。