新代田FEVERのガールズバンド3マンのこと

昨晩は新代田FEVERでこんな3マン企画
こんなの集められたら行くしかないでしょうよ。

みるきーうぇい
以前ここでMVを紹介したのが3年前。多分当時とほぼ同じ規模で続いている。途中で一度ヴィレヴァンにすごい勢いで推されていたこともあったのですが、水曜日のカンパネラだってヴィレヴァンの推しだけでは如何ともし難くブレイクはタワレコ等での展開が大々的になって以降ですので、やむを得ない。
何となく気になってはいたもののライブに足を運ぶまでには至っていなかったのですが、これが大変にいいバンド。元々曲はいいのですが演奏もしっかりしていて、特に太鼓の彼が盤石なのでもう揺るがない。
歌詞はまあそんな感じで曲紹介も「振られた時に書いた曲です」とか「いじめられていた時に書いた曲です」とかいちいちアレなんですが、フロアのノリがそれなりによかったこともあり、おおむね楽しそうにっていうか何度も「楽しい!」と言いながらそういう歌詞を歌うわけで、彼女は少なくともカート・コバーンよりは強い人だなと思いました。

リーガルリリー
前もFEVERで観たけど2回目。メンバーのステージ上の配置が変わっている。ギターと歌のほのかちゃんが上手なのは変わらずですが、ベースとドラムの位置が差し変わり、ドラムが下手前方、ベースがセンター奥という形。3人が3人残りの2人を見られる位置ということでしょうか。でも初めて観た以前ののライブ映像でもそういう位置だったし試行錯誤していたということでしょうか。
それが功を奏したのか、というかそもそも前に観てから相当場数を踏んでいますのでべらぼうに上達している。それでもやっぱり「どこへ向かっているのかわからない」感は健在で、恐ろしく刹那な感じはもうガチ。
かつ、前回は3人で会話形式のMCだったのが、今回トークが一番おぼつかないほのかちゃんに完全に任せる形になっていて、それはMCを上達させるためなのか何なのかわからないのだけど、ふわふわとろとろぼんやり喋った直後彼女が切り裂くようなギターを奏で始めるというのはなかなかいい絵です。

ポルカドットスティングレイ
前回Shelterで観たときはベースが負傷で3人ベースレスという変則だったため、結局よくわからずじまいだったのですが、今回もうええっちゅうくらい実力がわかりました。完全にできあがってますがなこれ。あんまり隙がなさ過ぎて「もうちょっと無茶せんかな」と思うくらいの。
で、今回ようやく理解したのはギターの彼のすごさ。あそこまでギターが「歌う」のはなかなか見られないです。彼以上のレベルでそれができるのって知ってる限りBUCK-TICKの今井君くらいじゃないでしょうか。
ともあれ現段階で完成されちゃっていますので、次の興味はフェスか売れたかで何千人クラスと対峙したときにどうなるか、というあたり。多分近々で観られるのではないかと思います。

とりあえず若いバンド面白いから観た方がいいと思うよ。今年もVIVA LA ROCK3日間行くよ。スガフェスはどうしようか迷っている間に4日券規定枚数終わって、それ以降は全部外れたよ。水樹奈々が観たかったんだよ。