ファッション誌モデルのCDデビューのこと

女性モデルがシンガーもやる事例って昔からぼちぼちあったような気もするけど、思い出せる最古がChocolat、今に至る流れの先鞭をつけたのは木村カエラとその後を追うようにしてデビューした土屋アンナってことでいいのだろうか。
今もってぞろぞろ出てくることはくるのですが、「歌の上手なお姉さん」を超えてモノになったのは先のパイオニア2名ときゃりーちゃんくらいではないかと思いまして。
ライジング所属の西内まりやはその所属を最大限に生かしてレコ大とかいろいろぶっこまれてはいるのですが、現状そこらへんのぶっこみ作業等にかかった手間分のゲインを得るには至っていない状況だったりとか。

さすがに女性ファッション誌まで見ることはないっていうか、職務でもないのに熟読してる40代半ばのおっさんがいたら自分でもそいつは何か青春時代に失ったものが多い人ではないかと思うので正味よくわからないのですが、モデルからタレント、シンガーという流れは、結局そのモデルさんに付いたファンから出してもらうお金の最大化、もしくは雑誌の看板として誌面の枠を越えてメジャーになることでその雑誌へのリターンも期待できる、みたいな目的と考えていいのでしょうか。

そう考えると間もなくCDデビューする藤田ニコルも、実際にそこに需要がどれほどあるのかという気持ちはありつつも、レギュラーモデルやってるPopteenは他と比べて雑誌外で有名になった人が多くなく、そもそもCD出してそれなりに話題になったモデルが益若つばさくらいで、しかも売れたかといえば「まあまあかな」くらいしか言えない状況、何とか風穴を開けたいという意向もあるのかもしれません。
藤田ニコル、ああ見えて所属はオスカーなので、力関係的にもいろんなところにかち込んでいけるというメリットもありますし。

ただ、CDデビューすると言って出てきた音がどうにもShampooぽいというのはこれ一体何なんだ。サビはそれほどではないのですが、Aメロまわりはすごくそれ。制作した奴が四半世紀前のセンスのままなのか、「一周回って今はコレ」的なのを狙っているのか。でもあの音は当時でさえ音楽としてヒップなものではなかったので、何周回っても望んだ場所にはたどりつけないような気がするんだ。

でもモデル関連で今一番言いたいのは、プラチナムは本当に一度お祓いに行った方がいい、ということです。あと、文春はそろそろこのレベルの相手はしないであげた方が、世間的に笑顔で生きられる人が増えるような気がしてきました。