5月27日は、OF MONSTERS AND MENの来日公演@Zepp Shinjuku。

約6年半待ちました。
当初、来日公演は2020年1月に設定されていて、楽しみに待っていたところメンバーの体調不良とのことで延期発表。
止むを得ないと思っていたらその直後からコロナ禍突入し、3月には延期が撤回されて正式に中止。
そこからやっとです。
アイスランド第3の刺客というか、bjorkやSigur Rosが「考えるな、感じろ」的独特のサウンドとして世界的な存在になっている今、比較的セオリーに則ったバンドサウンドでもって、でもやっぱりどこかにアイスランドっぽさも携えたまま、世界的に知られるようになったバンドです。
昨年リリースされた4枚目のアルバムは、全体的に弾ける感じはないものの、大変に滋味深い感じでそれはそれで大変によろしかったので、大変楽しみにしていました。
幕前は、Khruangbinとかの「さもありなん」な曲もありつつ、アイスランドやスウェーデン等北欧のバンド系多め。もう開始前から雰囲気を作りにかかってきます。
バンドは5人組
・Vo、G、Keyの女性
・Vo、Gの男性
・Gの男性
・Bの男性
・Drの男性
ですが、それに加えてサポートに
・Keyの男性
・KeyだったりGだったり、たまにカホン叩いたりもする男性
以上の7人組。
01.Television Love
02.Dream Team
03.King And Lionheart
04.Tuna in a Can
05.Towering Skyscraper
06.Human
07.Styrofoam Cathedral
08.Alligator
09.The Actor
10.The Block
11.Mouse Parade
12.Dirty Paws
13.Crystals
14.Ordinary Creature
15.Little Talks
16.Visitor
EN1.The End
EN2.Fruit Bat
果たして、バッキバキの演奏技術をこれもんで見せつけるような感じもなく、元曲のレンジをさらに強調して「すごいサウンドスケープ」的に聴かせるでもなく、割合「普通」。
でも「普通」ではあるんだけど、楽曲の足腰の強さであるとか、バッキバキではなくともものすごくよいい演奏であるとかで、全体的に大変に聴いていて気持ちいい。
ただ、元々男女ツイン・ヴォーカルのバンドという認識でいたのが、「歌」はNanna嬢の方がほぼ全体をコントロールしているのが面白くて。
ヴォーカルもべらぼうに歌い上げるとかでもないのですが、とても耳心地良く、存在感のある声が演奏のちょうどいいところに乗っかって、これも大変に聴いていて気持ちいい。
それが徐々に熱を帯びて、最後の方になってくるとエモーションの塊みたいになってきて、こっちも「あー!!」ってなったら終わった、そういう感じです。
ものすごく尖っていたり、奇をてらったところは何もない、すごく他人に伝えにくいライブではあるのですが、それでも恐ろしいほどの底力を持ったバンドが実力を見せつけた、素晴らしいライブでありました。
唯一もにょもにょしたのが、ニューアルバムに「Kamikaze」という曲が収録されているのですが、そのタイトルを実際歌っているところは「カミカジ」にしか聴こえず、まあそれはKaraokeを発音すると「カリオキ」になるのと一緒のようなもんだなと思いつつ、来日公演ではどう対処するのかしないのか、と思っていたら、そもそも演らなかったことです。