先日は、新規オープンしたタワーレコードの極小店舗、イクスピアリ店を見てきたのですが、先週に和歌山の方に行った帰りに天王寺で降りて、3月3日にオープンしたHMVの極小店舗「HMV SPOT 天王寺ミオ店」を覗いてみました。
天王寺の駅ビル商業施設ミオには元々随分長いこと新星堂が入居していましたが、今年1月23日に閉店し、その後に入居した形です。
一方、HMVは元々はミオの南にある商業施設あべのHoopに出店していたものの、2011年にキューズモールが開業した際に移転の形で「HMV SPOT」をオープンさせました。
しかし「会社帰りに予約商品をピックアップしてもらうための窓口」及び「近隣イベントでの即売」に特化した極小店舗であったため、コロナ禍で行き詰まって2021年に撤退を余儀なくされていました。
また、現在はあべのHoopにタワーレコードが通常の店舗を出店していて、路面店としてCD販売も行っているTSUTAYAあべの橋店が存在しているという、そういう近隣環境。
どういう差別化をして臨むのかと思いつつ天王寺ミオの8階へ。
元々新星堂があった位置にそのまま入れ替わるように入った形になっていますが、雰囲気が随分違います。

新星堂はその狭い床面積に無理くり棚を詰め込んで、いかに商品数を確保するかということに命を懸けていた店舗だったのですが、HMVはすっきり。とてもすっきり。
これは何をしてはるんですかと思って寄ってみてわかりました。
恐ろしいくらいに割り切っています。
棚の上に看板がかかっているのですが、
・STARTO ENTERTAINMENT
・Stray Kids
・SEVENTEEN
・HYBE
・hololive
・Colorful Peach
・すとぷり
・にじさんじ
あとはニューリリース棚とその他全部の棚。
にじさんじはグッズも含めて割と大きめに展開していたのですが、それと「その他全部の棚」が同じ大きさです。
完全に売るべき属性を絞り込んでそれに特化した作りで。
今、タワーレコードが史上最高益を叩き出したように、うまいところやっている店は好調ですが、その理由は雑に言えば「インバウンドも取り込む形でアナログを売る」と「CD複数枚買い・グッズ複数種買い当然の狭義の『推し活』対象となっているグループを積極的に売る」の2つです。
その後者を狭い面積なりに徹底的にやり倒そうという、そういう目論見です。
だから、男性グループの中でも相当売れているのに、事務所としてCD複数枚買いに消極的なBMSGのグループは普通のニューリリース&その他扱いだったり。
また、ニューリリース棚の相当な割合が盤を並べるのではなく、まだ販売開始していない盤の「予約」を促すものであったり。
小さい画像で恐縮ですが「IMP.」の下は全部未リリース盤の予約案内です。

で、この看板の並びはHMVなりのチョイスなのか、SHIBUYA TSUTAYA地下1階のようなプロモーション対象としての配置なのか、そこは数カ月してニューリリース・その他全部以外の棚がどう動くかでおよそ見えてくるのではないかと思います。
通って定点観測的なことをしてみたい気持ちはありますが、遠いわ。