Only Love Hurts a.k.a. 面影ラッキーホールのライブ@WWWのこと

Only Love Hurts a.k.a. 面影ラッキーホールのライブに行きました。

P-VINEレーベルからリリースされたアルバム3枚がアナログ化されたことに伴って、3枚のアルバムを1枚ずつ全曲披露するライブ、8月、11月と来て今回最後。
8月のライブには行ったのですが、11月はFoo Fightersと被ったので。

「on the border」編ということで、リリース当時は相変わらず酷いと思ったものの、その後のライブではあまり生き残っていない曲が多く、「おかあさんといっしょう」とか「ベジタブルぶる~す」なんか久々に聴いた気がします。

アルバム9曲やって本編終了、その後アンコールがありダブル・アンコールでいつも通り「甲子園」。今日もこれで終わりだな、と思ったら、まだ灯りが終わった感じじゃない。
まだやるかと、手を叩きつつ待っていると、ホーンとコーラス以外のメンバーが出てきて演奏を開始。aCKyが歌い出す。

JAGATARAの「タンゴ」だ。

それも、「タンゴ」の数あるヴァージョンの中で最も鬼気迫る、ライブ盤「君と踊りあかそう日の出を見るまで」の演奏をベースにしている。バイバイ、パンクス。

それまでとは比べようもないほど薄暗い照明の中、「ワン・ツー・スリー・フォー」のカウントと共にホーンが吠える。

こんなヒリヒリした面影をこれまで観たことがない。
ないけれど、でも彼らのファンクはフェラ・クティ以降ホワイト・ファンク経由であり、つまりはJAGATARA直系であることは間違いなく。

それでも、彼らはこれまで直接的にJAGATARAの楽曲には触っていなくて。
これまで音源化されたカバーはビブラトーンズの「金曜日の天使」と萩原健一の「54日間、待ちぼうけ」で、どちらも彼らの音楽的ルーツではあるけれど、前者は割とオチのある歌詞で、後者は歌はガチですが、「54日間」はショーケンが葉っぱで捕まった時の拘留期間である、という逸話でオチがつく楽曲であり。

それが一切の外連味もなく、こんなど真ん中を射抜くような楽曲をど真ん中を射抜くような演奏で。
いつでも彼らは真摯ではあるけれど、こういう真摯さは観たことがない。
JAGATARAのライブ盤と同様、そこまでのテンションが嘘のようにぷつっと終わり、aCKyは何も言わずぶっきらぼうにステージを降り、客電が付いて、終わり。

とんでもないものを観た。

終演後、仲間と居酒屋で、たぶん1時間くらいその話しかしてなかったと思うし、みんな飲みすぎ(1人は黒烏龍茶飲みすぎ)。

これ、もしかして映画「ストリート・キングダム」と何か関連あるんじゃね?という邪推もありつつ、でも今年もまだライブやりそうな感じなので、散々ライブ観ているバンドではあるけれど、これまでにないドキドキを抱えつつ、次を待つ。