1月4日は昨年に引き続き「ROCKIN'ON SONIC」。
今年は1日のみの開催ですが、行きます。もうそんなゴリゴリに洋楽観られることなんかなかなかないし、UnderworldとPet Shop BoysはいるしTravisもいる。話題のKNEECAPもいる。行かない理由がない。

開演が13時30分なので、うきうきと海浜幕張駅に12時30分頃に着き、幕張メッセまでとろとろ歩いて、12時40分過ぎくらいにメッセ内に入ったら、12時には開場しているはずなのに、去年では考えられないレベルの入場待ちの行列。
今年は盛況だな!とアホみたいに並んでいたら、「PET SHOP BOYSはキャンセル」というアナウンスが急に聞こえて大変にビビる。
メッセの建物内に入った時、オレンジ色でトンガリ帽子被ったPSBコスプレ集団が真剣な顔で話し合っていたのはそれだったのか。

フェスには珍しく払い戻しという選択肢もあり、よくそういう判断できたなと感心しつつ、でもPSBは過去に2回観ていることもあって迷わず入場を選びます。
結局行列はキャンセルによって何らか変更を行うかどうかを判断するまでの待ちであり、中に入ったら昨年に引き続き大変に快適で、とりあえず椎茸(山わさび味)とビールを所望。

Just Mustard
21世紀のCurve。Curveのライブは観たことないのですが、音源では打ち込みの音も全編生バンドでやっていたということなので、きっとこういう感じなのだろうと。
ただ、Just Mustardはディストーションのみでなく、ベースも含めて「弦で変な音を出す」ことに命を懸けているような、聴いていて無闇に面白いバンド。よい。
KNEECAP
思っていたよりもずっと多彩でとてもエンタメ。音楽的にも、オーディエンスをごりごりに巻き込んでいくスタイルも。
絶対に一緒に酒を飲んだら楽しそうな連中ですが、でも決して完全に「陽」ではないパフォーマンス。
それは強烈なメッセージのせいだけではなく、ベルファストという、世界でも有数の「ナショナリティとエスニシティが一致しない」土地出身者のためのようにも思えました。
ただ、そのメッセージにどこまで共感するかはともかく、その言葉に最大の意味があるグループではあるので、自分のヒアリング力鍛えなきゃ駄目だと思いました。鍛えてもアイルランド訛りでわかんないかもしれないけど。
Blossoms
今回の出演は、「ロッキンオン」誌が10年近く前にだいぶ持ち上げて、でも結局その後放置した、その償いのようにも思ってしまいました。
抜群にかっこよく、抜群な楽曲群で、UKでは安定した人気があることはわかる音ではあるのですが、やっぱり今は、自分が強烈なのをいろいろ観てしまっているだけに、それだけでは弱いというか、物足りなさを感じてしまいました。
ずっと真夜中でいいのに。
出演発表時、いろいろ言われましたし、実際、発表直前に洋楽バンドの誰かがキャンセルした穴を埋めるために呼ばれたのであろうと思ってはいますが、正直ぶちのめされました。
テレビでも紹介された「ブラウン管パーカッション」「オープンリールテープをDJのスクラッチのように手動で動かす」「扇風琴」といった変態楽器の存在だけでなく、変拍子をひとつふたつ入れたらもうこれ完璧に「プログレ」じゃないですか、みたいな楽曲等、このフェスに集うようなおっさんおばさんが知っている「オルタナティブ」とは全く違うベクトルの、でも間違いなく強烈なオルタナティブ。
ただの穴埋めではなく、「それなら絶対これを見せたい」という運営側の意志の結果としての出演であることは間違いなく、その結果私はすごくワンマンが観たいと思いました。
Wolf Alice
音としては割とオーソドックスな方のバンドだと思っていましたが、生で聴くと演奏は抜群だし、エリー姐さんの佇まいも相まって、想像以上の「華」も感じます。
ドラマーがリードヴォーカルの一部を取ってエリー姐さんと絡むのが、すごくよかったです。
しかし、英米の女性フロントマンがレオタードっぽい衣装になりがちなのは、あれ一体何なんでしょうか。The Runawaysの頃から綿々と歴史を繋げている感じ。
Underworld
1980年代末頃、ハウスが台頭してそれに夢中になっていた頃、「でもこれはこの時代のにアジャストした音楽だから」と思っていて、その後「テクノ」が盛り上がった時も、今聴いて、クラブで踊っているこういう音楽は、今の時代だけの音楽だろう」と思っていたのですが、でも30年後「Born Slippy」で、20代の時ほどには暴れられないけど、同じように高揚している。
こういう音楽もエヴァ―グリーンになりうるという事実は、30年前の自分にとって、とても素晴らしい未来だと思いました。
あと、「Born Slippy (nuxx)」での爆音と同時に輝く金色の光を見て、とてもめでたいと思いました。あけましておめでとうございます。
で、元々60分予定だったのがPet Shop Boysのキャンセルに伴って80分に延長(実際には75分ちょっと)。
こういう音楽は音と映像と照明のきっかけが相当にアジャストされているはずなので、どこを延長したのだろうと思いながら観ていたのですが、ここかな?と思う個所はあったものの、明確にはわからず。
単独公演分からいくらか持ってきたのでしょうか。
それでもさすが百戦錬磨のライブアクト。
Travis
Pet Shop Boysが急遽キャンセルになってがっかりしましたが、でも結果としてTravisが大トリになったのは、それはそれでよかったのではないかと思いました。
名曲の連打なので、当然こっちはこっちで盛り上がるわけですが、Underworldの盛り上がりが「ギャーーーー!」という感じなのと比較すると、もっとじんわり少しずつ高揚していくというかあったまっていく感じの。
結果、クラブのチルアウトにも近しい感じで、心地よい感じで終わることができたような。
いや、Pet Shop Boys観られたらそっちの方がよかったけど。
でもこういう経験過去にないこともあり、悪くない終わり方でした。
ということで、2027年やれるとは思っていなかったので、開催することを明言したのは少し驚きました。
Rockin'on Sonicはその舞台等メッセ内の建付けのほとんどがCOUNTDOWN JAPANの流用であり、単体でそこらへんの費用を計上しなくていいことが前提に成立しているものであり、かつ1月の2日3日は幕張メッセはお休みなので、その隙間を縫うように、仕事始め前の週末を使って開催しています。
が、2027年は、1月2日3日が土日で4日が月曜日なため、開催の隙がなくなります。
どうするか考えてみたのですが、
案1:COUNTDOWN JAPAN開催期間の後でなく前に付ける形
12月26日27日が土日なので、変換日込みでも26日だけなら開催できないかと思ったのですが、それだとそれは2026年であり、発表された「ROCKIN'ON SONIC 2027」にならない。
クリスマスからニューイヤー前の時期に洋楽勢が稼働してくれるとも思えない。
案2:無理くり3日だけメッセを開けてもらう
何とかメッセの運営側と交渉して3日だけ動かせるようにした可能性。
ただ、1月2日3日のお休みも、電気系統等の点検を行っているということなので、それは物理的に相当難しいはず。
おっさんおばさんをメイン顧客として考えているなら、3が日に突っ込むことも考えにくい。相当数はその頃実家か新幹線か高速の渋滞中なので。
案3:全くの別日程にする
たとえば3月にクリエイティブマン単体で「PUNKSPRING」「SPRINGROOVE」というフェスを土日1日ずつ開催していた時期がありました。
それをどちらか復活させて、もう1日を「ROCKIN'ON SONIC 2027」に充てれば、設営等の費用は按分が可能に。
3月20日も祝日なので、そこに入れば合計3日間何らか開催することが可能。
正直、案3しかないかなと思っていますが、とりあえずやってくれたらいつでも行くから。よろしくお願いします。