The Pale Fountainsが大好きです。
初めて彼らに触れたのは、東海地区のテレビで時々流れていたバナナレコードのCM。
マーク・ボランのポートレイト(確かT.REX「The Slider」のジャケ写)が画面に映ってそのバックに何故か「Palm Of My Hand」のイントロが流れるという謎のCMで、その時は誰の曲か知らないまま聞いていました。
大学進学のために関西に引っ越すと、確か読売テレビに不定期に深夜の映画枠があり、それをしょっちゅう観ていたのですが、その枠のテーマ曲が「Bruised Arcade」で、特撮映画を特集した時にはゴジラとかが口から何がしか吐いている映像のバックに流れているのが随分と奇妙だったことを覚えています。
オリジナル・アルバムは2枚、CD化も割と早かったのでさくっと聴けたのですが、アルバム未収録のシングルも多く、そこらへんは中古屋でも割高で困っていたのですが、1999年の「Pacific Street」のリマスター再発の際に、アルバムのボーナストラックとして相当が収録されました。
収録されなかったのは、Virgin所属前のシングル1枚と、2ndアルバムからのシングル2枚分。
初期シングルは如何ともし難いとしても、2nd分はCD化してほしいなと当時少し思い、四半世紀経ってそう思ったこともとうに忘れた頃にいきなり「コンプリート音源集が出まっせ」の報。
とはいえCD4枚分も音源ないやろと思いながらトラックリストを見てみると、知らないタイトルがずらりと並んでいまして、そりゃ未発表音源とあらば買わんわけにはいかんと勇んで購入した次第です。

「The Complete Virgin Years」
CD1:アルバム「Pacific Street」と1stアルバムとそれ以前のシングル音源
CD2:「Pacific Street」制作時のラフ・ミックス
CD3:アルバム「…From Across The Kitchen Table」
CD4:「…From Across The Kitchen Table」からのシングル音源と、デモ音源
で、既初音源はきちんとコンプリートされているんか、という点。
Album
・Pacific Street (Disc1:1-11)
・…From Across The Kitchen Table (Disc3:1-12)
Single
・Thank You
A:Thank You (Disc1:12)
B:Meadow Of Love (Disc1:13)
12INCH:(There's Always) Something On My Mind (Remix) (Disc1:14)
・Palm Of My Hand
A:Palm Of My Hand (Disc1:15)
B:Love's A Beautiful Place (Disc1:17)
12INCH:Palm Of My Hand (Instrumental) (Disc1:16)
・Unless
A:Unless (アルバム収録)
B:Natural (アルバム収録)
12INCH:Unless (Extended Version) (Disc1:18)
・(Don't Let Your Love) Start A War
A:(Don't Let Your Love) Start A War (アルバム収録)
B:Love Situation (Disc1:20)
12INCH:(Don't Let Your Love) Start a War (Extended Version)(Disc1:19)
・Jean's Not Happening
A:Jean's Not Happening (アルバム収録)
B:Bicycle Thieves (Disc4:2)
・…From Across The Kitchen Table
A:…From Across The Kitchen Table (アルバム収録)
B:Bicycle Thieves (Remix) (Disc4:2)
12INCH:…From Across The Kitchen Table (Extended Version) (Disc4:1)
12INCH:Thank You (Remix) (Disc4:4)
LIMITED7:Just A Girl (Remix) (Disc4:3)
うん。全部入っている。
「Jean's Not Happening」のシングルの一部フォーマットにアルバムと少し異なるVer.があるという話は聞いたことがあるのですが、それはなかったです。
問題はCD2とCD4ですよ。
もうこれが楽しい。頭から終わりまで全く聴いたことがない曲もあれば、こっちの曲のイントロが、別の曲の間奏としてぶっこまれたりした結果、そのどっちでもないタイトルの「Reach」になったんだな、とか。
彼らは60年代のバンドLove及びArthur Lee の影響下にあるのですが、Loveの楽曲「7 And 7 Is」をもろにカバーしていて胸が熱くなったり。
ということで、1998年に出た未発表音源中心のコンピ盤「Longshot For Your Love」、2013年に出たVirgin所属前のの音源&ライブ盤「Something On My Mind」と今回のこの4枚組で、The Pale Fountainsとして残した音源はおよそ世に出たということでいいでしょうか。
とはいえ、フロントマンのMichael Headは現在も現役バリバリというか、Michael Head & The Red Elastic Bandとしてリリースした2022年のアルバムで、デビュー40年にして全英チャート6位というキャリアハイを叩き出し、来日公演も行っています。大変によかったです。
まだ当面彼の書くメロディは新しいの出てきますので、そっちも楽しく聴くことにします。