MIC RAW RUGA@下北沢シェルターのライブのこと

昨晩はMIC RAW RUGA@下北沢シェルター。

3月2日の彼女たちはシェルターに籠城し、AM11:40からの自主企画から始まり、15:50から60分のフリーワンマン、19:15から2本目の自主企画という、割と無茶なことをやらかしておりまして、何とか最後の自主企画に滑り込んだ次第。
主催以外は初見。

sommeil sommeil
ふわふわ感的なコンセプトっぽいのですが、ライブでアガる曲も欲しいと考えたのでしょうか、結果として何となくアンビバレンツ。

TOROi
「ロック」的なイケイケ感。すごく熱いし楽しいのですが、そこここのグループが音楽的にいろいろ工夫を凝らしている中ではストレートに過ぎる感も。それがいいのだと言われれば、そう。

グデイ
すごい。「圧倒的にポジティブなヴァイヴス」としか言いようがない。ステージ上を走り回り「楽しい」を会場中にすごい勢いで充満させていく。これはちょっと素晴らしいよ。

AQ
先日Xの方では言及した、ユニット「印象派」が楽曲制作の4人組。昨年10月デビューにして相当な完成度。同レーベルのきのホ。が割とパーソナルと勢いで見せるタイプなのとは対照的に、グループとして作り込んだパフォーマンスをきっちり見せるタイプ。これからどう変わっていくのか、緻密になっていくのか、継続的に要観察。

MIC RAW RUGA
2018年に世に出た時にはMIC RAW RUGA (laboratory)名義、研究生2名という形、当時は「りんねラップ」の空気感を継ぐような「カワイイ系」ラップがメイン。
それが、加入前から振付師としても活動していたAKIRAの加入以降、「カッコいい」系に振れ始めます。
それ以降、「カワイイ」と「カッコいい」の間を縫うように活動してきた(と認識している)のですが、2023年9月にAKIRA脱退。

その後2名が加入(うち1人は研究生)したのですが、その体制を今まで観ないまま来てしまったので、今のモードはどんなふうになっているか、という興味もありつつ。

観た感想。
「カワイイ」とか「カッコいい」パフォーマンスだけで終わらない、もうひとつ上のレイヤーの「ショー」というか「エンターテインメント」的なところに持っていけつつあるんじゃないか。
新メンバーだけでなく、今までのメンバーも含めて全体的に「華」を感じられたし、それぞれの「華」の形も四者四様。
これまで観た彼女たちの中では図抜けて素晴らしかったけれど、それでいっぱいいっぱいでやってる様子もなく、まだまだ先に行けそう。
これはきちんと長尺のライブを観なければならん。

というか、もう少し大きい箱のもう少し大きめのフェス的なところできちんとやれば、今なら割と「見つかる」感じにもなれそうな気もするのだけど。
見つかってほしい。