SUMMERSONIC 2024のいろいろが発表されました。
メンツ的にはコロナ前までは確実に2-3あった「おっさんホイホイ」枠、要するに80-90年代あたりに人気だったバンド系の招聘が徐々に減り、今年でその枠に入れていいのはBelle & Sebastianくらいか。
とりあえず、付いた行き癖を敢えてやめるという選択肢もないですし、今年はBring Me The Horizonの新譜を聴いた時点で行くこと確定でしたし、タイムテーブル眺めてみると「観てみたい洋楽勢」と「気になる邦楽勢」で割と2日間楽しく遊べそうでよかったです。
一方、幕張の方のマップでは今年大きな変化がありました。
幕張メッセは1-8の棟と9-11の棟があるところ、そのうちサマソニは過去ずっと1-8しか使用してこなかったのですが、今年から別棟の9-10区域を使用することになりました。
まずコロナ後、2022年にSpotifyがスポンサードするステージがメッセ内に置かれたわけですが、元々3つあった大きめのステージがさらに増えたということで、それによって明らかに「何も観ない人が滞留するメッセ内のスペース」が減りました。
同時にメンツに、K-POPを含む男子ダンス&ヴォーカルグループが多く呼ばれるようになった結果、割と「明確な目当てのために来る」人が増えました。
そういう方たちも少なくとも1日券は購入して来場しますので、「明確な目当て」以外でもGLAYとか星野源とか知っているミュージシャンであれば観ておきたいと思うのは当然。
一方、例えばガチのK-POPのグループ好きで推しメンもいますという人が「Yves Tumorも観たいなあ」とか「せっかくだしHOOBASTANKも観ておくか」みたいな気持ちになることは、あんまり多くないと思われます。
我々のような、あんまり滞留せずに「観られるなら大体観てやれ」みたいなフェス馬鹿的行動原理の人の割合が減り、目当てグループとあとは既知の1-2組観られたらOKというような人の割合が増えれば、当然「何も観ない人が滞留するメッセ内のスペース」は混雑します。
更に酷暑で屋外にいることも憚られる昨今も重なり、昨年は「フードエリアの椅子席はいつ何時もだいたい人で満杯」「メッセ内で座り込んでいる人が通路スペースを塞いでステージ間の往来に支障をきたす」という状況が、あからさまに目に見える課題となったわけです。
その対策として9-10区域を休憩&フードエリアとして開放することで、そんな昨年の惨状を緩和しようという試み、なのですが。
同時に物販もこの区域に置くのは、野外で長時間行列させることへの対策&この区域への誘導として考えられていると思うのですが、それ以外はクロークを置いたくらいで何らか演者が何かするようなステージはなし。
果たして1-8エリアに滞留している人が9-10エリアまで移動してくれるのか、そこが最大の問題です。
でかめのスクリーンを準備して、入場規制がかかったステージの様子を映すとか、ファンイベントを開催するとか、マップではわからない何か考えているのかもしれません。
でも、9-10エリアの居住性をよくしたいのであれば、仮設でもいいから便所を増やせ。話はそれからだ。
あとエリア以外での変化では、今年から導入された「朝イチ整理券」というのもあります。
タイムテーブル観る限りでは実質両日マリンの現STARTO所属の2組を観たい方々がターゲット、昨年初日の晩に会場を出ようとしたところ既に翌日の当時「ジャニーズWEST」目当ての徹夜の行列ができていまして、その人たち向けだと思うのですが、これが一体どこまで機能するかどうか。
あと他ステージの昼過ぎから出番のK-POP系等のファンの方たちはどう動くのか。
諸々含めて社会見学的な気持ちも込みで観に行ってきます。