閉店するレコ屋とオープンするレコ屋のこと

10/23に閉店した神保町のジャニス2、この週末3日間だけ臨時営業ということで行ってきました。

レンタルの方のジャニスが2018年11月で閉店、向かいのビルの2階に入っていた中古盤販売のジャニス2は営業を継続していましたが、そちらもこの10/23に閉店。
それが、「11/11-13の3日間、レンタルアップ品の販売で売れ残ったCDを1枚200円で販売する」ということで。
正味大した商品は残っていないのはわかっていましたが、あの場所に入れる最後のタイミングかもしれんと思って。
階段を上ると、箱の中に備品が「ご自由にお持ちください」状態。ものすごい「これでおしまい」感。

店内も棚等がほぼ撤去され、もう何か寂しい。

掘ってみたら割といい感じのがまだ残っていましたが、全部掘っていたら時間かかりすぎるので「5枚(=1000円)見繕った時点で終了」ルールで購入。
割といい買い物ができました。ありがとう。

神保町駅から地下鉄と小田急を乗り継いで下北沢。
今度は11/5にオープンしたレコード店、ELLA WAREHOUSEへ。
新店舗とはいっても、2021年3月まで営業していたELLA RECORDS下北沢店の場所そのままですし、何なら入口近辺も21年当時ほぼまんま。

この新店舗は、「レコードで遊ぶ」をコンセプトに、

  • 12インチシングルのみ取扱い
  • 値段は「A:1100円」「B:550円」「C:110円」の3プライスのみ
  • 現金不可。カードかSuica等のIC系で(PAY系は見たところ使えない)

という、かなり割り切った感じの店舗です。
この割り切りが可能なのは、幡ヶ谷のELLA RECORDS本体があるからこそではないかとは思いますが。

開店の報を聞いた際には「在庫処分のための短期展開店舗ではないか」とも思ったのですが、ショッパー袋も専用の物を作っていましたし、割と本気度高め感は感じました。

いざ掘ってみると今のところ「C:110円」は相当に少なめです。とはいえ、これから営業していく中で、「B:550円」で動かなかった品を「C:110円」に持っていくとかいうことも今後きっとあると思いますので、これ定期的に見ていく必要ありそうです。

ということで、やめるレコ屋あり、新たなコンセプトで始めるレコ屋あり。
ELLA WAREHOUSEは特に、アナログのレア盤偏重の流れへのカウンターという側面もありますし、ちょっとこの先面白い。

それでも、「アナログになってもないしデータ化もされていない、CDでしか世の中に存在しない」音源を拾ってくれるお店がそろそろ出てくるのではないかと、最近は思っています。