バナナレコードが関西に出店したこと

東海の中古レコ屋の雄、バナナレコード。

私も高校時代には、栄というよりむしろ伏見に近い古いビルの地下にあった旧本店で、ナゴムのレコード買ったりいろいろお世話になっていたものです。
一時期は渋谷・吉祥寺・横浜にも店舗展開していたのですが、2014年には関東から完全撤収して再び愛知・岐阜のみでの営業になり、昨年には遂に栄地区からも完全撤収、大須に本店機能を移していまして、正直ちょっと心配していたのです。

が、今年になって7/2に大阪梅田、9/4に京都四条と、立て続けに関西地区で店舗展開を始めまして一瞬これは何が起きたのかと思ったのですが、ちょっと調べて理解しました。

バナナレコード、関西地区を基盤にしている「カメラのナニワ」の傘下に入ったのですね。
大阪梅田店は元々中古カメラ販売を行っていたフロアを、京都店は元々ビルの1-3階でカメラのナニワとして営業していたところの2階を、それぞれバナナレコードとして改装してオープンしたという形。

何となく背景は想像できます。
バナナレコードは栄地区から完全撤収したところからも察するに、正味「めちゃくちゃ景気がいい」とは言えない状況。
カメラのナニワは、東京のビックやヨドバシのように総合家電量販店という方向には舵を切らないまま現在に至った結果、いよいよ独立した機器としてのカメラの需要が先細りしてきて、既存商品の販売面積を減らしてでもとりあえず何らか短期で利益が出る別の商材を欲していたという状況。
両者の意図が合致するのも納得です。

これで当面はいけますが、気になるのは現状安定しているように見える「アナログ」需要がこのまま長期にわたって安定するのかという点。
シティポップ的なところの周辺を見るに、「流行り」の匂いもまだ拭えない感じもしておりまして、またバナナレコードもここまでずっと継続してアナログを扱い続けてはいたものの特に「アナログにこだわりまくった」経営でもないわけで。

ですので、カメラのナニワ傘下でバナナレコードがどう変わるのか変わらないのか、変化があるとすればそれは愛知・岐阜の店舗にも影響があるのか。
とりあえず関西の2店舗がどういう商品構成なのか見てみないことには、どういう意図かの詳細はわかりませんので、近々で行ってみたいと思います。

というか関西というか神戸に行きたいんですよ。神戸もっこす石屋川店のラーメンをもう4年も食っていないので。
世界で一番好きなラーメンです。すごく美味いというよりは、当時の自宅から徒歩2分だったので、学生時代3年間だいたい週2で食っていたからという理由です。