E.YAZAWA ONE NIGHT SHOW(1日目)のこと

土曜、クソ暑くて外出の予定を取りやめてぼんやりしていたところ、突如事情で浮いたチケットが回ってきまして、1日目だけですが行ってきました。矢沢フェス。
幕張メッセ。

行きの地下鉄では対面にSUPER BEAVERのTシャツを着たお姉さん、京葉線では隣に布袋柄のG-SHOCKを付けたお兄さん。海浜幕張駅には大量の「IDOL」Tシャツ勢と矢沢ガチ勢。
ただ、一番多かったのはBUMP OF CHICKENのTシャツ。今回矢沢フェスは幕張メッセの4-6での開催でしたが、別棟の9-11の方でバンプのワンマンライブで。
圧倒的な兵力でした。

■布袋寅泰
まさかの一番手。だからこういう企画ライブは油断したらいけない。

1.Battle Without Honor Or Humanity
2.スリル
3.BE MY BABY
4.ファンキー・モンキー・ベイビー(カバー)
5.MARIONETTE
6.さらば青春の光
7.バンビーナ
8.POISON
9.DREAMIN'

何このだいたい全員知ってる曲並び。M2-4の本人曰く「ベイビー3連発」最高。実際もう会場沸く沸く。そりゃそうだ。
もう彼もたいがいレジェンドなのに、上位レジェンドに請われてひょいっと出演するのがそもそも大変にかっこいい。


■BiSH
次がBiSH。SUPER BEAVERを追い込むつもりかと思うなど。

1.SHARR
2.瞬く
3.HiDE the BLUE
4.オーケストラ
5.LiE LiE LiE
6.SMACK baby SMACK
7.FiNAL SHiTS
8,beautifulさ

BiSHなりのメジャーナンバーを揃えつつも全体的にアッパーめの流れでよし。「beautifulさ」でトゲトゲして終わるよくあるパターンではありますが、ハッピーに上げて締められるからよし。
ラストイヤーに向けてがんがん盤石度が上がっている感じ。

■SUPER BEAVER
まさかのトリ前。正味1-2日目通して最も知名度的には劣るし、過去に結構同じイベントに出たこともあるっぽいので「洋子推薦枠」ではないかとか思いつつ臨んだのですが。
ごめんなさい。最高でした。

1.名前を呼ぶよ
2.証明
3.時代
4.突破口
5.アイラヴユー
6.人として

凄まじく誠実なライブ。MCでそんな語らなくてもいいよ、楽曲と演奏でそんなのアホみたいに伝わってくるから。
自分は最初のソニー所属期の「NARUTO」の主題歌とかやってた頃のイメージからまったく更新できていなかったんですよ。
本当にごめんなさい。これからもう少し頑張って聴いたりライブ観たりします。

■矢沢永吉
圧倒的。日本で一番アグレッシブな70代。

1.止まらないHa~Ha
2.傘
3.Shake Me
4.チャイナタウン
5.YES MY LOVE
6.BIG BEAT
7.サブウェイ特急

<ENCORE>
8.恋の列車はリバプール発

「チャイナタウン」から「YES MY LOVE」のバラード連発が特に痺れました。
で、3組見て永ちゃん見て気付いたのは、結果としてアンコールの分だけは長いけれど、本編は他3組と全く同じ40分という持ち時間をきっちり守っていたこと。
結構ミュージシャン主催のフェスって、その主催がトリなのは当然として、他よりも尺が長いパターンが割と多く、それももちろんアリなのですが、今回は全員同じ条件というのが永ちゃんの「粋」みたいなものを感じました。

私が永ちゃんを初めて観たのは2007年のRISING SUN ROCK FESTIVALのステージに立った時。
彼はその前年の2006年、ROCK IN JAPANで初めてフェスのステージに立ち、それ以降ちょいちょいフェス出演、そして2019年には自身で「ONE NIGHT SHOW」を立ち上げて、今回が3年越しの第2回という流れだったのですが。
フェス出演初期にフェスという場の素晴らしさをすごく語っていたのを覚えているのですが、遂に自分の「場」を持つに至っているというのが、すごくいい。


観客のマナーとか思うところはあったんですけど、とりあえず演者はみんな最高でした。それが一番。
ただ、こういう大型イベントは概ね幕張メッセになるの、止むを得ないんですが正味もうひとつくらい別の場所ないのでしょうか。4月にSEKAI NO OWARIのイベントで来て、来月サマーソニックでまた来ます。ライブの特別感が微妙に薄れてしまって。
別のフェス行けよって話ですか。