洋楽のカラオケのこと

こういうのを見かけてRTしたのですが。

で、試しに検索してみると意外にある。検索したのはジョイサウンド。原則「お店で歌える曲」で検索してみました。

My Bloody Valentineは「Soon」以外にも「Only Shallow」「Sometimes」「To Here Knows When」の、いずれもアルバム「Loveless」収録曲のうち割と歌い甲斐のありそうな4曲。あと「When You Sleep」があればおよそ完璧じゃないでしょうか。

シューゲイザー系で他はないのかと探すものの、「Ride」「Lush」で1件も該当曲がなかった時点で絶望的。
諦めかけながらThe Jesus And Mary Chainで試してみたところ、1件ですがヒット。「Just Like Honey」。確かに1曲とすればそれか。カラオケ映えという意味では「Happy When It Rains」とか「Sidewalking」の方がよいとは思うのですが、贅沢言っちゃいけない。

次、ブリットポップ等90年代UKのあたり。
OasisBlurRadioheadあたりは当然のように潤沢。ただRadioheadの「House Of Cards」とかを、敢えて選んで歌う人がどんな人かと考えると少しドキドキします。
その他はなかなか厳しい。Suedeが7曲、Pulpが4曲、The Boo Radleysは「Wake Up Boo!」のみあり。そんな中でAshが何と30曲、Ocean Colour Sceneも8曲あるのは大健闘。ファンが死ぬほどリクエストしたのでしょうか。

次、USオルタナ系。
NirvanaThe Smashing Pumpkinsあたりはそれなりに潤沢にありますが、それ以外が結構微妙。Alice in Chains12曲、Pearl Jam11曲、Sonic Youth11曲、Stone Temple Pilots9曲、Pixies7曲、Soundgarden7曲、Dinosaur Jr.4曲。そんな感じ。
Sonic Youthの中には9分を超える「Sympathy For The Strawberry」もあるのですが、やっぱり「前奏 約3分33秒」とか表示されて歌う本人以外全員絶望したりするのでしょうか。
一方「ないだろうなあ」と思って検索してみたJane's Addiction、2曲ですがあったのすごい。「Been Caught Stealing」をリミックスVer.の方で歌いたい、というのはないものねだりです。

パンク系はThe Damnedが2曲、Buzzcocksがない時点で先を察し、ネオアコはAztec Cameraが5曲のみという時点でそれ以上は期待薄と判断しました。

それまではスナック的な店で嗜むものだったカラオケが、専門店やカラオケボックスの普及で一気に学生レベルにまで達したのが1990年前後。
結局60-70年代含めて「レジェンド」的なバンド以外は、受け手側がそのタイミングに間に合ったかどうかがカラオケの潤沢さに直結しているのではないかと思うわけです。
自分はぎりぎり間に合っている世代のはずなのですが、でも学生時代含めてカラオケは「自分が好きな歌を歌う」場ではなくあくまでもコミュニケーションツールでしたから、マイナーな洋楽を歌いたいと思ったこともなく、ですのでヒトカラも普通になった今、こういうのを敢えて歌いに行くのはアリかなと思うのですが、でも歌うならThe Pale Fountainsを歌いたい。