ABBAの40年ぶりの新譜と今後のライブのこと

ABBAが11月5日、1981年の「The Visitors」から40年ぶりのニューアルバム「Voyage」をリリースします。
「40年ぶり」というタイムラインはさすがに見たことがない。思い出してみたのですが、2015年に再結成The Pop Groupが新譜を出した際の「35年ぶり」というのが知る限りの最長。

その他の70年代-80年代初頭までのバンド・グループを考えた場合、メンバーチェンジしながら断続的にでも続けているか、メンバーの誰かが死んでいるかなので、こういう完全な形でこういう時間軸での復活って、他はほぼ無理じゃないかと思ったりもします。

既にYouTubeに出ている2曲を見てみたのですが。
先に「I Still Have Faith In You」の方を見て、さして老け感のない絵面できちんとリップシンクしていて、さすがにこれはCGですなあと思ったら、「Don't Shut Me Down」の方、ただでさえ「ABBAっぽさ」を全部詰め合わせにしたような曲でお腹一杯なのに、盛大に種明かしをしてくれています。

で、NMEの記事を読んで、写真を見て、全ての辻褄が合うわけです。

ABBA、40年ぶりとなる新作をリリースするにあたってメンバーがコメントを発表

CGで全盛期の4人を再現してそれでツアーする計画があり、そのために再結集して新曲を制作したら、興が乗ったりいろいろあっての結果としてのニューアルバム。素敵じゃないですか。

4月にはこんな記事も出ていたりします。

ABBAのビョルン・ウルヴァース、延期中のホログラム・ツアーについて語る

この再結集が結果としてフルアルバムというボリュームにまでなった以上、きちんとそれなりの落とし前を付けていただきたいと思います。
この「ホログラム・ツアー」と呼ばれているものは、恐らく「やたらとお金をかけたVTuber」というか、「GReeeeNと初音ミクのライブを足した感じ」というか、そういう感じになりそうですが、是非大々的にワールドツアーを行って日本にも来ていただきたく。
これすごいぞ。観たい。「ABBAが未来」になるんですよ。最高にクレイジー。