ベテラン勢の最近のアルバムリリースのこと

先日、「山下達郎は10年オリジナル・アルバムを出していない」ということを書いたのですが、その後仲間うちのLINEで「ベテランは総じてあんまり出てなくね?」的なツッコミをもらいまして。
そういえばそうかなと思って、ざっくり1970年代にデビューして今も現役の方々の状況を調べてみた次第。とりあえず「こっち最近3作のオリジナル・アルバムがいつ出ているか」。

■山下達郎
1998:COZY
2005:SONORITE
2011:Ray Of Hope

■竹内まりや
2001:Bon Appetit!
2007:Denim
2014:TRAD

■浜田省吾
2001:SAVE OUR SHIP
2005:My First Love
2015:Journey of a Songwriter ~旅するソングライター

■井上陽水
2002:カシス
2006:LOVE COMPLEX
2010:魔力

■吉田拓郎
2003:月夜のカヌー
2009:午前中に…
2012:午後の天気

■小田和正
2005:そうかな 相対性の彼方
2011:どーも
2014:小田日和

■泉谷しげる
2009:愛と憎しみのバラッド
2014:突然炎のように!
2019:スキル/栄光か破滅か!

■谷村新司
2010:音標 ~Voice to Voice~
2012:NINE
2015:NIHON ~ハレバレ~

■長渕剛
2010:TRY AGAIN
2012:Stay Alive
2017:BLACK TRAIN

■松任谷由実
2013:POP CLASSICO
2016:宇宙図書館
2020:深海の街

■松山千春
2013:生きている
2015:伝えなけりゃ
2017:愛が全て

■矢野顕子
2014:飛ばしていくよ
2015:Welcome to Jupiter
2018:ふたりぼっちで行こう

■中島みゆき
2015:組曲 (Suite)
2017:相聞
2020:CONTRALTO

■さだまさし
2017:惠百福(たくさんのしあわせ)
2018:Reborn ~生まれたてのさだまさし~
2020:存在理由 ~Raison d'etre~

皆さんおよそ60歳台後半以上。正味もう働くのやめて隠居しても全く問題のない年齢です。
でも、「ツアーをこれで最後にします」的なことを仰った方はいても、全面的に引退するとかは聞きませんし、上記は全部オリジナルアルバムで、他に過去音源を新録でやったのとかを出している方もいますし、ツアーをがっつりやられている方も多いですし、テレビで見かける方もいます。
隠居している感のある人はあまりいらっしゃいません。正味、現役でいていただけるというだけでもありがたい。今後もマイペースでいいので是非できるだけの活動継続をお願いしたい次第。

しかしその中で、この5年でオリジナルアルバム3枚リリースしているだけでも他の同年代と比較して著しく突出しているのに、他にも過去音源を新録でやったセルフカバー集3枚リリースし、ツアーをがっつりやり、テレビでもよく見かけるさだまさし。奴は化け物か。