TLに流れてきたツイートに心底たまげたわけですよ。
イチオシのバンドです。
— ???????????????? (@Velladon_san) April 7, 2021
Fulu Miziki
コンゴのバンド。正直加入したい。 pic.twitter.com/HLPXIbOVOD
何このかっこいいの。わけわかんねえの。
それでYouTubeガンガン掘ってフルで聴くともうこれたまらなくいい。
コンゴのバンドっていうので思い出したのですが、5年くらい前にフランスのエレクトロ系ミュージシャンがコンゴの民族音楽奏者を迎えたユニット、Mbongwana Starをすごく推していたのですが、でもこれは欧米のエレクトロをベースにしてアフリカの民族音楽をそこにオンしているという形。
パンク、ニューウェイブ以降のバンドが非欧米系の音楽をミックスして新しいタイプの音楽を生み出していたのと同じベクトルです。
が、この人たちは多分真逆。
どことなくテクノ感というか西洋の音楽の匂いはしますし、所謂民族楽器の類を扱うことなく、廃材やそこらにあった音が出るものを敢えて使用しているところとか、明らかに何らかの意志を持って出している音でありこのスタイルであることは間違いないと思うのですが、それでもベースに強靭なアフリカの血が流れている。
で、もっと聴きたい!と思っていろいろ調べたのですが、当然のように録音された音源はどこにもなく、当然CDなんか出ているはずもない。
でもそれでいいんですよ。この音楽が、スタジオで楽器ごとに録音してミックスされて音源としてリリースされたとして、それにどこまで魅力があるのでしょうか。
これがいいんです。
というわけで、元々アルバム原理主義的だった自分の思想が、こういう感じでどんどん突き崩されていくわけです。
さてどうしたものか。