ヌュアンスのワンマンライブ@Zepp Yokohamaのこと

日曜はできたばかりのKT Zepp Tokohamaまでヌュアンスのワンマンへ。
もう彼女たちのワンマンは観なければいけないのです。過去2回観たそれは、バンドとか演出とか、もっと言えば感じられる熱量や気合いの総量が、どう考えてもこの規模のアイドルグループのそれではないものでありまして、それがZeppという過去最大の箱で行われるのですから、確実に万難を排する必要があるのです。

Zepp Yokohama、入ってみたら非常にZeppっぽいというか、ドリンクバー周りの意匠がほぼDiverCityで、これがZepp標準かと感心したのですが、横浜駅から歩くと途中で日産自動車のショールームを通る形になり、これはZepp Tokyoっぽい。何かこれって狙っているのか。日産には頑張っていただきたいですが、車は買わないです。

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それはどうでもいいのですが、ヌュアンスですよ。
正味やっぱり素晴らしかった。9人編成のバンド、案内人兼セット係のアクター2名、そしてヌュアンスの4人。単なるアイドルのライブと呼べるレベルの場ではなく、でも圧倒的にアイドルのライブであるというこの存在感。

前々から言っている通り、「『アイドル』とは女の子そのものを指すのではなく、女の子がそうあろうとする意志のことを指すのだ」というのが持論ですが、そういう意味で圧倒的に「アイドル」である彼女たちと、彼女たちをそうさせようとする周囲の圧倒的な意志による総力戦がヌュアンスのライブなんです。最高じゃないですか。
Zeppの構造と高さを利用したり、4人それぞれのパーソナルを押し出したり、これまでも使ってはいたのですが過去最大に椅子をいろいろ使いまくったり、観ていて楽しく、そしてここぞという時には圧倒する演出。

流れの中での最後のピーク、自分が彼女達の曲で最も好きな「雨粒」の、ツインドラムでのmのすごい演奏と彼女たちの歌。アイドルとしても音楽としても心から信頼できる瞬間。やっぱり俺金払ってここに来てこれ聴いて観て本当によかった。そういうヌュアンスのそういうライブでした。

ちなみにこのライブ、私の一番の推しメンはドラムのUさんです。割とガチで。