サブスクになくてYouTubeにはあった曲のこと(邦楽)

前に「サブスクになくてYouTubeにはあった曲」というのをやったのですが、邦楽でもそういうの随分あるよなと思いまして、ざっくり掘ってみました。
というか、邦楽の方が割とはっきり「ない」のが多いような気がします。とりあえず10組。

早瀬優香子
2001年に復活して音源をリリースした際のアルバム1枚、EP1枚のみで、SIXTYレーベル時代の音源は一切なし。

ケラ
ナゴム時代とここ最近のアルバム2枚はあるんです。ただ、唯一メジャーから出た「原色」がないんです。本音で言えば「原色」は秋元康プロデュースのベスト・ワークだと思っているんですけど。
で、このケラのアルバムと早瀬優香子「躁・鬱」あたりって、現在の欅坂46のプロデュース・ワークの原点かもしれないと思った次第。

FREENOTE
一切音源なし。Toys Factory所属だったので、いずれ出るんじゃないかと期待しているのですが、自分が一番の名曲だと思っている「ピアノを弾いて」はアルバムには収録されておらず、かつベストアルバムを出さないまま解散したバンドなので、現状のストリーミング解禁の傾向からいって、期待薄です。

原マスミ
2012年の「人間の秘密」だけしかない。「イマジネイション通信」「夢の4倍」「夜の幸」や、ストレイ・シープ関連の音源一切なし。好き嫌いがかなりはっきり分かれる方ではありますが、あの変てこな音像は一度聴いていただきたい。

the ARROWS
アルバムはメジャーの1stだけ、EP、シングルはメジャー期に6枚リリースしているうちの5枚がある、というかなり謎度の高い状況。正直、最強なアルバムはインディーズ期のラストアルバム「昨日 今日 トゥモロー」だと思っているのですが、出ないか。

くじら
現在「くじら」という名前はボカロ系トラックメイカーの方が名乗っていて、80年代ソニーの方のくじらは一切引っかかりません。「QUJILA」でもダメです。最悪「パノラマ」と「MIX」だけでもいいんだ。

種ともこ
自分が考えるところの「80年代最強の天才女性SSW」ですが、ソニー期であるのはベスト盤とリアレンジで歌いなおしたアルバムの2枚のみ。で、インディーズになってからの音源は全部あるのですが、ソニー期とインディーズ期が別ミュージシャン扱いされているという謎。

さねよしいさ子
自分が考えるところの「90年代最強の天才女性SSW」ですが、あるのはフォーライフ期、「マルコじいさん」がヒットしたタイミングで急ごしらえでリリースされたコンピ盤「STYLE BOOK」のみ。
彼女のメジャー期はフォーライフ⇒MIDIなので、これ今後もなかなか厳しい。

PINK
オールタイムのボックスセットまでリリースされている場合、権利が改めて確認されているはずなので環境としては非常にストリーミングにも出しやすいはずなのですが、一切出ていない。ボックスセットの在庫が捌けたあたりで出てくるのでしょうか。

戸川純
名義もレーベルも多岐に渡りすぎる彼女ですが、一番活発にリリースをしていた1987-1989年を含め、テイチクの音源がない。ヤプーズ2枚、ゲルニカ2枚、あと「昭和享年」。でもテイチクでも非常階段×戸川純名義の「戸川階段」の2枚はあるの。もうどうなっているのかわからない。

TETORA
最近気にしている若手ガールズバンド。ティーンネイジャーに届くべき音なのに、何故かない。シングル1枚はタワレコ限定なのでやむなしとしても、正直ディレクターさん、悪手ですよこれ。