!!!(Chk Chk Chk)@O-EASTのライブのこと

昨日は!!!(Chk Chk Chk)の来日公演。
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Hot Chipも行ったしこっちも近しいダンス系アクトだし観ておくかくらいのノリでの初見。結論。全然違うじゃねえか。
音源聴いている限りでは、彼らは「ダンス・ミュージック・ユニット」であり、「バンド」という認識では全くなかったんですよ。でも観てみたら面白いくらいに徹頭徹尾「バンド」でありまして。
フロントのニックは上下揃いのチェックのジャケットにチェックの半ズボンという最高に頭悪い服で出てきて、ものすごい適当でぬるいダンスを、でも絶えず踊りながら客を煽ったり、何かあるたびにフロアにダイブしつつ歌いまくるという、ダサいを突き抜けた結果としての「これものすごくアリ状態」に。
バンドの演奏はタイトなのにそういう感じなのでどっかルーズな感じも醸し出す。
これ何に一番近いかと言えば、あれですよ「マッドチェスター」ですよ。2019年に世界で一番、当時の再現ではなく最新の音楽として、でも「マッドチェスター」のズルズルしたああいう感じを出せるバンド。カリフォルニアのバンドなのに。

こういうタイプの外タレ公演としては異例なくらい外国人客が少なく、でも外国人多めの公演並みの統一感のない沸きっぷり。でもこいつらのこれ観たら絶対そうなるよな、一体感で感動するとかじゃなくて「お前ら最高だから俺も今最高だわ」的な、ある意味ライブとして最強な空気を作る。
こういうのをライブバンドって言うんですよ。ていうか、彼らはこうやって20年間サバイブしてきたのです。あんまり売れた感ないのにずっと現役で生き残っている海外のバンドは間違いなくライブに外れはないので、来日したら行きましょう。だいたい最高です。
でも、有名どころは最近チケット代が2万円とかそういうところに行きつつあるので、こういうバンドにすればいい。6,500円。コスパ最強でした。