ポップしなないで「禁じられてはいない遊び」のこと

The White Stripesを初めて聴いた時はそりゃビビったもんです。何この異常に生々しいの。
で、この音は完全にギターとドラムと歌しか鳴ってない、ということを理解して何となく腑に落ちました。パーツが少ない分それぞれの音はその曲での存在感を増し、メロやプロデュース含めてぱちっと合った時、こういう凄まじい音塊が生まれるのだと。

ポップしなないでを初めて聴いたのはこの5月の下北沢のサーキットイベント、サウンド・クルージング。
そのステージを目の当たりにして、まさにThe White Stripesを思い出していました。音楽としては全く別の種類ですが、そのあんまりな生々しさは本当にそうで。
ピアノ&ヴォーカル女子と、ドラム&コーラス男子の2名。同じ最小構成で、曲はきちんとポップなんだけど、いちいち出てくる音にゾクゾクする感じで。

ライブ観た直後に1枚だけ店頭にあった一般流通盤を買い求め、聴いてみたのですが、ちょっと足りない。またライブが観たい。と思っていたところにリリースされたのが新しいこのアルバム
うん。前の盤より生々しい。いい。
正直、女子の生々しいのって「すごいな」とは思いつつあんまりハマったことないんですよ。戸川純とかCoccoとか。女子特有の生々しさは私のような無粋な男にはわからん部分がきっとあるからだろうなあ、と思っているのですが、ポップしなないでもそういう感じのようで、でも全く過去の人たちのような気持ちにならないのは、作曲が女子で作詞の方が男子という構造のためでしょうか。

そもそも馬鹿売れするタイプの音ではないと思います。
でも一度届くべき人に届いたら、その人はずっとファンで居続ける、そういうタイプの音楽です。だからまずはできるだけ広まって、気付く人をがんがん増やしてほしいと思います。
しかし、MVにU-zhaanが出ている理由がまったくわかりません。