<あまり具合のよくない新譜CD店の特徴>
- 薄暗い
- 棚のCDの背が日に灼けている
- 当然アルバム紹介のPOPなんかどこにもない
- 洋楽の棚が特に迷走している
- 男性・女性で棚が分かれている
- かつては店のロゴ入りの袋だっのに、最近は無地の汎用袋になっている
- ここ数年でブレイクしたミュージシャンのCDがない。あいみょんや米津玄師等の紅白レベルはあるけど、KANA-BOONとかヤバTとかは影も形もない。
- かつては小奇麗だったが、今は通路に在庫の段ボールが放置されていたり棚の補充がされておらずスカスカだったり、荒れた感じになっている。
全国各地の「新譜CD店がどんどん演歌専門店化していく」現象については、昔は卸業の営業さんもしっかりしていて最近の状況も踏まえて品揃えの提案とかできていたのが、それがどんどんキツくなっていき、かつ売る方の店の人も興味のないところに頑張るのも辛いので、もうそれは仕方ないのです。
でもその路線でガッツリ攻めに入れる店もあり、浅草のヨーロー堂なんかは店の手前は演歌ガッツリ並べていますが、それだけでなく店の奥には昭和歌謡やニューミュージック等もそれなりに品揃え、中古レコードまで装備している「昭和のセレクトショップ」とでも言うべき素敵品揃えなので馬鹿にできないのです。
で、じゃあ世の中でチェーン店以外でどれくらいのCD屋が上記に一切当てはまらずに生きているのかと考えると、正味相当少ないです。
自分の知っている中では、岩手のエムズレコード、千葉県千葉市千城台のU-Dio、千葉県館山市のカミヤマサウンドステーション、池袋東武百貨店の五番街、武蔵小山のペットサウンド、名古屋栄地下街の音楽堂、京都の清水屋、岸和田のYOUNG、高松松山のDUKE、福岡天神のインドウ、北九州市小倉の松田楽器、熊本のムラヤマレコード、大分のヱトウ南海堂、鹿児島の十字屋。マジでそれくらいじゃないかと。
ロゴ入り袋ではないけどそれ以外は本当に素晴らしい北海道留萌市の吉崎レコードみたいな事例もありますが。
それでもまだ全国にきちんと行ってないCD店も数多く。もうね、正味全国のレコード店を巡って生きていたい。誰かそれでお金くれる人がいればいいのに。