玉光堂とエンターキングの運営企業がダメになったこと

何かイヤな感じのニュースが。

株式会社小樽管財(旧:株式会社玉光堂)
CD・DVDショップ「玉光堂」展開
特別清算開始命令受ける

何か運営企業の流れがものすごくわかりにくいですが、

  1. 2007年に玉光堂が(株)星光堂の傘下に入る
  2. 2018年3月に(株)星光堂が別会社(株)星光堂マーケティングを設立して玉光堂グループの運営業務を移管。
  3. そのまま星光堂マーケティングは星光堂を離れて(株)メディアリンクス傘下に移行。
  4. 2018年6月に(株)メディアリンクスは子会社の(株)玉光堂を設立して玉光堂グループの運営業務を継承。
  5. 2019年1月に(株)玉光堂が(株)小樽管財に商号を変更
  6. 2019年3月に(株)メディアリンクスが改めて(株)玉光堂を名乗る
  7. 2019年6月に(株)小樽管財が特別清算開始命令を受ける

だいたいこんな感じで、現在玉光堂を運営しているのは元(株)メディアリンクスの方の(株)玉光堂なので、今のところ営業はこれまで通り継続しております。
玉光堂の企業サイトがこの春いきなりBtoB企業っぽくなって何だこれはと思ったのですが、これ要するに元々BtoBがメイン業務だった(株)メディアリンクスが玉光堂業務を親会社に吸収してさらに商号を「玉光堂」に変更したためにこうなったということですね。
それでも、本当に経営が順調であればこんなすごい勢いで運営企業を転がすはずもなく、正味「相当ヤバい」と認識せざるを得ません。

ちなみにですが、2011年に玉光堂グループにインしたバンダレコード、元々所沢駅前商店街にあった本店を2014年に畳み、近くのダイエー内の支店を改装して新たな「本店」としたのですが、そのダイエー所沢店、現在のイオン所沢店が9月末に閉店することが決定し、現在本店の行方が非常に微妙。弱り目に祟り目とはまさにこのこと。

で、この玉光堂のニュースは本日出てきたのですが、実は1週間前もう少し地味なのも出ておりまして。

(株)サンセットコーポレイション 民事再生法の適用を申請

千葉県を中心に展開しているエンターキングを運営している企業です。
こちらも店舗は運営を継続していますが、各店舗の具合を見てみるとなかなか厳しい。2019年1月の春日部店の閉店で埼玉県から完全撤収したのですが、現在営業中の15店舗のうち、15日に松戸市の八柱店閉店、28日には東京の小岩店閉店。また閉店日はまだ公開していないものの「閉店セール」と銘打ってすごい割引率のセールをしているのが3店舗。
ZEAL LINKの時にも言いましたけど、「すごい割引率のセール」っていうのは要するに「長期的な損益などどうでもいい、とりあえず当面の経営を転がせるだけの現金が欲しい」という店舗からのメッセージですので、そういうことだったのですが、こうなっちゃいました。

2019年始まった時に「正直2019年の実店舗はこれまで以上にヤバい」と申し上げましたが、けっこうな感じでヤバくなってきております。でも何かもう少し大きな何かがありそうな気もするんですよ。
何となく多くの人の音楽の聴き方とか、聴かない人の聴かなさとかが分水嶺越えたような感覚が最近あって。
もう、ただ淡々と観察するのみ。開店閉店のブログって、正直なところ「看取る」ことが目的だったりするのですが、運営開始して10年、遂に本当にそういうフェイズに入ってきた感があります。
実際そういうところに突っ込んでくると、けっこうそわそわします。

しかし「サンセットコーポレイション」って、何でそんな縁起よくない商号にしたのか。という突っ込みも今こうなっちゃったからできる。