新星堂がRIZAPの子会社になったこと

RIZAP、「新星堂」運営元のワンダーコーポレーションを子会社化

今を時めくライザップ様が親元についたので当面新星堂も安心!と一瞬思ったのですが、いろいろ関連読んでいるとやっぱり心配になってまいりまして。

WonderGOOはまだいいんですよ。床面積が大きい店が多く、ライザップ本業関連との両立というか、書いてある「シナジー効果」を期待できそうです。
しかし今やその更に子会社である新星堂の場合ほとんどが小型店舗ですので、「ライザップのプライベート商品を売る」場にするにしても、それだけでCD/DVD販売の方を潤すほどの利益を上げられるのか、もし上げられたとするならビジネスとしてはもうCD/DVDなんか放り出してそっちの専門店にした方がいいし、もし上げられないなら「もうそんな店なんかやめちまえ」になるわけでして、レジメの1番目に書いてある「コスト構造改革の加速」の結果としてどんなことになるのか。あんまりいい想像ができなくなっている。ネガティブ思考しがちな性格です。

現在のワンダー・コーポレーションは茨城拠点のスーパーマーケットチェーン、カスミの傘下であり、親会社の方針からして地域に根付いた産業として「地域への貢献」的な目線はあると思うのですが、ライザップの場合は、当面多少の赤字は目をつぶって認知・ブランディング強化のための存続はあり得るでしょうが、どうもあかんと思われた途端、情緒一切なくばっさりと大粛清が行われそうな気もして。まったくもって安心できん。

あと、新星堂はワンダー・コーポレーション傘下に入るにあたって、本社が荻窪から茨城県つくば市郊外にあるカスミの本社社屋内へ移転となり、荻窪の本社跡は売り払われてマンションになり、内勤の皆様はすごい勢いで中央線ライフから隔絶されたわけですが、ライザップの本社は西新宿でありまして、何となく戻ってきた感ありつつも、そのあっち行ったりこっち行ったりの状況に、売買される企業の悲哀を感じてしまいます。
とりあえずは、おかえりなさい東京。