土曜は「観られるうちに観ておけ」シリーズ、The Damned@横浜ベイホール。
正直そんなに思い入れはないんですけど。家にあるのは1stと3rdと5thだけだし。でもCaptain Sensibleのソロアルバムは数えてみたら6枚あった、そんな我が家。一番好きなThe DamnedのアルバムはCaptain Sensible不在時の5th「Anything」、パンクな人ならお前死ねって言われても仕方ないレベル、Captain Sensibleのソロと同じレベルにポップに振り切れたアルバムで、実際彼が在籍していない時期のなのでこの日もやるはずないし、実際やらなかったんですけど。
そんな私ですが、でもThe Damnedのキモはメロディだと思うのですよ。
ライブで聴いててもすごくパンクっぽい曲って「New Rose」とあと数曲くらいしかなくて、それ以外はむしろパワーポップの始祖ってこれだよねみたいなメロディの気持ちいい曲ばかりで。そしてそういう曲ってすごく普遍的であり、2017年にもすごく響くんですよ。そういう感じでいい曲をいい感じでたくさん聴けて気持ちいいという、極めてシンプルな気持ちになった2時間でした。
まあ、ヴァニアン先生が黒いコートで、Captain Sensibleが赤いベレー帽にギンガムチェックのパンツという、私が昔から知っているのと一分のズレもない姿で登場したのを見た時点で、もうチケット代の元を取った気持ちにはなったんですけど。
で、思った以上に若い方が多く、リスクヘッジのため後方の高い位置から鑑賞していたところ、最前付近ではちょくちょくクラウドサーフが起きていたのですが、果たしてオリジナル・パンクに対してそのリアクションは正しいのだろうかという疑問が。モヒカンのお兄ちゃんがすごい勢いでポゴジャンプを繰り返していて、そっちの方が正しいのではないかと思っていたのですが、「New Rose」で辛抱たまらんくなったのか、モヒカン兄ちゃんもクラウドサーフに移行したため、若干がっかりした次第。