「踊ってみた」がクラスタを越えてヒットに結び付くこと

ぼへっと単発で思い付いたいくつかを関連付けする試み。

チャネルは変わってもいまだ「コミュニケーションツールとしての音楽」は有効である。

要するに「アニソンに強いJOYSOUND」みたいな話になって以降のカラオケは「同じクラスタ内での共有」という範囲に留まりがちな一方で、「歌ってみた」「踊ってみた」の方がクラスタを越えうる力を持つ可能性は高くなっていて、それに本格的に火が付くと「フォーチュンクッキー」「恋ダンス」「PPAP」になる。

その発信はあまりに作為的なバズだったり商業的な部分が見え見えだと忌避されることもあるが、アーリーアダプタの後ろの方あたりにまでたどり着くことができれば、それ以降は作為的か否かにかかわらず露出の増加によって拡大が可能であるという印象。

「踊ってみた」で真似してもらうには難度が低い方がいいはずだが、「恋ダンス」のように「踊りきることがコミュニケーション上のステイタスになる」という場合もあり、一概には言えない模様。

既に「踊ってみた」は事例が多くなっているため、次に狙いどころにできそうなスタイルは「歌ってみた」で替え歌として勝手に思いついた歌詞をカスタマイズして放り込みやすいもの、正味バラクーダ「日本全国酒飲み音頭」的な形式の歌ではないかと思う。「単項目羅列系ソング」と広く捉えれば既に西野カナが取り入れて成功しているスタイルですが、「替える」という行為を広く意識付けすることができればどうかするかもしれないなあ、と。

ということを主に昨年末、若い子たちに幹事を任せた結果、PERFECT HUMANも恋ダンスもPPAPも全部出てきた賑やかな会社の忘年会で、お酒を飲みながらぼんやり考えていた次第でございます。一番好きなピコ太郎は「ヒヨコ選別」です。

明日から毎年恒例、おっさん5人で台湾行ってきます。