MARQUEE BEACH CLUBとBABAGANOUJのこと

男女ツインヴォーカル大好きなんですよ。
たぶん中学生の頃にBarbee Boys聴いたせいだと思うんですけど、もう男女ツインヴォーカルってだけで評価2割増しなレベルで。で、最近タワレコ行って面出しで陳列されてるのを試聴機で聴いてうっかり買った男女ツインヴォーカル2枚。

MARQUEE BEACH CLUB / Flavor (Album)
水戸ベースで活動しているバンドですが、ここまで「ポスト・サカナクション」なバンドを初めて聴いた。正味「ポスト・サカナクション」的なバンドはいっぱいいます。でも彼らが開通させた道路に「ちょっとお邪魔しますよ」的に堂々と乗るにはそれなりの音楽偏差値と覚悟がいるわけで、そこにここまでがっつり乗っかってきたのは初めてではないかという感動。

本家以上に下衆なJ-POP感がたまらなくいいのですが、M-3の「ギターバンドのリフで回して引っ張る感」と「ダンスミュージックのミニマル的な気持ちいい感」を融合させたような感覚はもう独特ですごくいい。ポスト的なところから独自なところへ行ってしまえるポテンシャルも感じさせる、茨城のバンド。ROCK IN JAPANは茨城枠を設けるべき。


BABAGANOUJ / Pillar og Light (Album)

オーストラリアの♀2×♂1のスリーピース。このアルバム、ジャケットだけで2階級特進させたくなるのですが、内容も素晴らしい。
言うても90年代ギターバンド的な、言ってしまえばアノラック的な音をこの21世紀に出してるだけの馬鹿野郎どもなのですが、もういちいちメロが立ってるのでもう何も否定できない。スコットランドならわかるんですけど、何でオーストラリアからこういう音が出てくるのかは全く理解できないのですが。
バンド名は日本流通盤では「バブガニューシュ」となってますが、これから流通がメジャーになってカタカナ表記が前とブレて問題になるくらいになってほしいと思います。