生駒ちゃんが歌う「サイレント・マジョリティー」とかのこと

まとまり切らないことをいくつか。

1.
この間の月曜祝日は新宿までHONDALADYの20周年ライブを観に行ってまして、それは本当に素晴らしく、こんな暑苦しくてドメスティックな電子音楽他にないよなあと思いながら帰りに新宿三丁目で飲んでいたところ、FNSのあの歌番組録画するのを忘れていることに気が付きまして。
番組内でとある企画をやってまして、48グループと46グループから選抜された「ドリーム・チーム」が、AKB「フォーチュンクッキー」、NMB「365日の紙飛行機」、乃木坂「君の名は希望」、欅坂「サイレント・マジョリティー」の中からリアルタイムの視聴者投票で1位になった曲をその場でやるという、練習とか考えたらかなり無駄が多そうでかわいそうな企画なのですが。

そこでうっかり「サイレント・マジョリティー」が1位になって、欅坂平手ちゃんは既にお仕事してはいけない時間帯だったため選抜にも選ばれておらず、乃木坂生駒ちゃんがセンターでもってそれをやったという話をその飲んでる最中に聞き、これはしまった見たかった見逃したと思ったらYouTubeに落ちていてありがたかったというそれだけの話。

それでも見てみると、完全に生駒ちゃんの眼が平手ちゃんのそれになっているので、やっぱりこれは楽曲の力としか言いようがない。
欅坂の例のリーディングから始まる2ndは聞くところによるとかなりファンの中でも賛否あるようで、それでもそれだけこれまで誰も行かなかったところに攻め込んでいるということであり、ただの46シリーズの2番目という位置付けではないところで、秋元康とかスタッフの思惑がどうこれからさらに噴出するのか、正直面白くてたまらない。

ただ、欅坂に対しての「マジョリティー」とか「アイデンティティー」とか「リアリティー」とか「お前らティーティーうるせえ」という意見には全面的に同意いたします。

2.
昨日ふと昔の音を聴きたくなってThe Boo Radleysの「Giant Steps」聴いてたんですよ。中でも好きな曲は彼らを一介のシューゲイザーバンドからネクストレベルに一気に持っていった名曲「Lazarus」なんですけど、聴いていて、もちろん音そのものは全く異なりますが「サビというか一番の聴かせどころがインスト」という点において狭義のEDMと同じ楽曲構造であることに気が付きました。
この曲聴くたびに私アガるんですけど、EDMだからどうこう以前にこの構造こそにアゲのツボがあるのではないか、と思った次第。

3.
先日、男子アイドルのライブ会場の最大キャパをまとめましたが、中でも今後がいちばん読めないのがG=AGE。SMAPの例の件によってジャニーズを出た飯島女史が手掛けていると噂のグループであり、実際メンバーのうち1人を除いて元ジャニーズJr.という構成。
私が彼らを知ったのは、メジャーではないCDショップチェーンのツイートでだったんですけど、もうそれこそガシガシ来るわけです。MVもフルでYouTube上がってますし、公式Twitterもよく動く。ジャニーズ的な既存メディアを使った空中戦とは全く違った塩梅。
つうか、成り行きが成り行きだけに既存メディアは使えませんから。
それで8月5日には赤坂Blitzでワンマンというところまで持ってきているし、さらに新メンバー募集もガンガンにかけていて、こっちの場合は万が一でも「You、こっちに来なよ」的な事態は避けられますので、それで世の可愛い男の子たちがどう動くのかというところも含めて、本当にジャニーズ一強体制の分水嶺がもしかしたらここにあるのではないか、という気持ちにすらなるわけです。