「両成敗」は無事オリコンの1位を獲得したわけですが、初週売上の72,000枚弱という数字は一体どう捉えればいいかと考えている。
前作「魅力がすごいよ」は初週4位の38,000枚、累計で83,000枚。今回「ゲス側は炎上マーケティングじゃないか」という声も一部ありましたが、各販売店チェーンごとの鬼のようにお金をかけた予約特典のラインナップを見るに、そして土曜にタワレコ渋谷店で見た巨大平台に初回盤がありあまる状態から推測するに、売る側は少なくとも前作の累計分以上を初週で捌くくらいかそれ以上の心づもりだったのではないかと思います。
ありあまる状態が今回の件に起因するものなのか、それともそもそもまだそこまでのアーティスト・パワーは醸成できていなかったのか、どの程度どっちなのかは今となっては切り分けるのは大変に困難ではあるのですが、とりあえず言えるのはタワレコの予約特典の湯呑みとか超かさばってバックヤード超大変そうだということです。
私はタワレコの店頭で予約せずに購入したのですが当然のように湯呑みをいただきまして、もらってはみたもののどうしたものか思案しているところでございます。
また一方のサンミュージック側がこの後どう出てくるのかも気になっております。
彼女がサンミュージックの稼ぎ頭になった背景には、ノリピーがピーしてああなっちゃったその穴を、当時はそこそこ程度だった認知の彼女がすごい勢いで埋めた結果という話なのですが、じゃあ次誰が埋めるのよ、というところが。
もちろん彼女自身、CMはやられましたがTV番組出演は残しているわけで、ノリピーレベルで悲惨な感じにはならないにしても、違約金とかもきっとあるだろうし、既存番組は残っても当面新規はなさげだし。ノリピーのピーの際に共に働きまくったカンニング竹山はいますが、当然彼のピンでは弱すぎる。
で、所属タレント一覧を安達祐実とか小野真弓はもうさすがにキツいなあとか思いながらざっくり眺めた結果、藤岡みなみをフックアップする作戦が一番それに相応しいのではないかと推定する次第。
穴場ハンターとして、ラジオDJとして、ザ・モローンズとして、北海道に著しく偏っているにしても局所的にはそれなりの支持はありますし、その点と点を線でつなぐように詰めていければ、人当たりの異常なよさとか、タレントイメージにも割と近いところもあるのでそれなりにイケるのではなかろうかと。自分も彼女がたくさんテレビに出るのは割とうれしいです。
推定しただけで何もしないのもアレなので、うっかりずっと買いそびれていたPANDA1/2時代の音源の再発盤をただいま購入完了いたしました。これが投資としても成功するのか否か。売らないけど。