武藤彩未の新曲がもうすんごいキラッキラ。相変わらずストロングスタイルの「アイドル」。
多分私は今年もアミューズにすごい勢いで吸い取られることになるのでしょう。
しかし、公式YouTubeのタイトルに「Welcome to Japanese Little Red's dream world」って入ってるってことは、彼女をこのフォーマットのまんまPerfumeやBABYMETALのように海外に出そうというのか。とりあえずYouTubeで様子見というあたりなのでしょうが、それはちょっとどうなんだ。大丈夫なのか。
それでも、MVも海外にも観られることを前提にしたようなかなりきちんとした作りになってる。日本でこういう愚直に手間をかけるタイプのMVは非常に珍しいんじゃないでしょうか。

でも、MVに湯水のように資本を注ぎ込みがちな洋楽の場合、時々見られるそんな愚直系MVもスケールが違う。よく話題になるOK GOなんかはその代表格ですが、彼らのMVの中でも特に「愚直な手間」っぷりがあからさまに際立っているのは「Needing/Getting」。企画立てて、計画を作り、物資を調達して、セットを作成し、計画通りに配置し、リハを繰り返し、本番を撮る。もし自分が責任者だったらそのプロセスで3回くらいくじけると思います。OK GOのMVの場合、他のでもくじけるけど。


    • -

ミュージックカード商法、3月度いっぱいで終了。

史上最強のドーピングがあっさり終わります。正直、例のカード57種リリースをぶちかますOS☆Uのスタッフがはしゃぎすぎたため、さすがに看過できなくなってこうなったような気がしなくもないです。
ミュージックカードも導入初期はローソン限定とかイベント会場限定とか、チャネル増やして多少でも売り上げに貢献したらいいんじゃねレベルでの導入でしたので、ものがぱっつりなくなるということはないんでしょうけど、それでもエイベックス、3年ほど前に導入したPLAYBUTTONからはあっという間に手を引きましたので、そのようにならないこともない。わからない。

OS☆Uのそれは3/18リリースなので集計対象になりますが、実際これで数字取ったとしても長期的な目で見ればあんまりいいことないんじゃないか、とも思うわけで。
他があんまり強くない週にリリースを設定し、鬼の予約会1日3回回しとかをし倒した挙句に3万枚弱でオリコン1位を取ったものの、そこから先どうにも伸び切らないPASSPO☆の場合、周囲にいるファンに聞くと全員異口同音に「あの1位は後から考えればむしろマイナスだった」と言います。
他のアイドルが、ファンと一緒に少しずつ成長し、チャートに一喜一憂しながら関係性を深め、そのプロセスで新しいファンを獲得していくことを基本にしている中、メジャーデビューシングルでいきなり1位になっちゃったら、後は下がるしかないわけで、下がっていく一方のアイドルを今から応援したいかっていったら。
パフォーマンスは他のアイドルから頭一つ抜けているレベルですから、現状はそこ含めての戦略ミスの部分も大きいのではないかと。

OS☆Uも女の子たちは何も悪くないし、きっとものすごく頑張って予約会するのだろうし、それは素直に応援したいです。というか、メジャーデビューシングル直後にいきなり梯子を外されるという状態で、その先きっちりと改めて盛り上げのデザインを描いて実践できたとしたら、スタッフ見直します。自分が責任者だったらそのプロセスで3回くらいくじけると思いますが、頑張ってほしいです。