ドラゲナイ!(俺も使い方がよくわからない)
セカオワの熱狂的なファンによるあれこれがネットで散見されますが、正味あれはあれで全然OKというか、むしろあれくらいじゃなきゃダメだと思うんですよ。昔のアイドル全盛期、中高生女子の間では先輩から後輩への「私らがかーくん好きなんだからあんたたちは好きになるの禁止な」とかの不条理な要求がまかり通っていたわけですが、そういう思春期女子マインドが綿々と続いていることがわかっただけでも素敵なことじゃないですか。

そもそもここ数年ここまで多くの10代女子を熱狂させるバンドがいたのかって話です。そういうバンドがひとつやふたついた方がいいじゃないですか。Fukase君もうすぐ30歳っていうのは置いておいて。
そしてバンドが続く限り魔法が解けないのか、何年か後に甘酸っぱく思い出すのか、布団抱きしめて悶絶するのか。それは彼女たち次第。
現実問題としては、TOY'S FACTORYはこういう風に売るのうまいよなあ、とすごく思います。

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1/21は水曜日のカンパネラ@代官山UNIT。
水カン自体は正直、今後演出をきっちりかましたりVJを大々的に導入とかしない限り、ライブはこれがてっぺんかなあと思わざるを得なかったのですが、ゲストのCharisma.comが素晴らしく、得した気持ちになる。ハプニング的な演出も含めてきっちり仕込んであったのではと思うくらい、スムーズ、スマート、スタイリッシュ。本当にかっこいい。彼女たちはこのままもっと大きな箱持っていっても十分に今のやり方で行ける。観たい。

1/25はドレスコーズ@新木場COAST。
正味、ここまでの志磨くんほどロッキンオン的な文脈に乗っけやすいミュージシャンもおらず、こちらも何やらメンタル的なところを多分に気にしつつ向かったわけですが。「ニューアルバムの曲弾き語りで全部やって終わりじゃね」等々のダメな予想を行いつつ、蓋を開けたらきっちりバンド編成(Keyは長谷川智樹先生!)、しかもマリーズ曲始まり。その後も彼のキャリアから万遍なくチョイスされた楽曲で構成された素晴らしいライブ。
正直事前に、「このライブでドレスコーズ終了じゃないか」という気持ちも少しあったりしたんですが、逆に志磨くんこれどうも腹を括ったようです。これからどうなるのかわからないけど、でも重々申し上げているように彼が「ロックスター」になれなかったら今の日本の若手、それになることができる人誰もいないから。本当期待してる。