椎名林檎が「無罪モラトリアム」でその威力を世に知らしめ、現在ジャンルを問わず多用されている「漢字とカタカナを並べると無意味にかっこいい」的な楽曲やアルバムのタイトル付けメソッドの元祖は、永ちゃんの「サブウェイ特急」である。漢字とカナの順序が逆だけど、この意味のないカッコよさはここからだ。多分。
という説を身内向けのFacebookに突っ込んだところ、コメントに「平安京エイリアン」という的確すぎるフレーズをぶち込まれて戦慄が走っている。

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前回のAKBソング人称をまとめながら思ってて書いてなかったこと。

SKE48のデビュー曲「強き者よ」、人称不明で「?」付けまして、でもこの曲だけその「?」に何の補足もしていないのですが、だってこの歌詞何回読んでも全くもって意味不明なんですもの。
収録アルバムは持っていてこれまでに何度か聴いてはいたものの、特に好きではない曲だったので歌詞はほぼスルーしていたのですが、今回じっくり読んでたまげた。この曲はアニメタイアップ楽曲なので歌詞にそれっぽい言葉を散りばめつつ、でも正味何も言ってない。この伝わらなさ、響かなさはちょっと感動するレベルですごい。秋元康の歌詞の振れ幅の恐ろしさを改めて思い知りました。

あと、乃木坂46は基本歌詞もおとなしめなんですけど、珍しく積極的な感じの「夏のFree&Easy」の歌詞からは、乃木坂のパブリック・イメージも相まって、普段は真面目な女子生徒が夏の恋にうっかりはっちゃけている絵が見えます。ああこれ2学期始まっても浮付いたまんまで偏差値急降下なんだろうなあ、俺の高校の時のクラスメートの女の子にもそういう子いたなあ、と甘酸っぱく思い返した次第。特にメンバーの誰とか言うつもりはないです。断じて。