OPUSはオーストラリアではなくオーストリアだという旨ご指摘をいただきました。
すみません、30年近く勘違いし続けていました。

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14日はBABYMETAL@幕張メッセイベントホール。
まあライブ自体は前の武道館から新曲が増えているわけでもなく、ほぼドリフか新喜劇を観るような気持ちで臨んだため全く問題はなかったのですが、今回の見どころとしては、幕前にかかっていたメタリカの「Muster Of Puppets」に合わせてフロアの相当数が「マスター!マスター!」と歌いながら拳を突き上げていて、ファンのそのハイブリッドさ加減に改めておののいたことと、アリーナ中央前部を中心にクラウドサーフしたがる奴がイナゴのように大量発生した結果、それを支える人たちのイナゴに対する扱いが時を経るにつれて雑になっていき、最後の方にはサーフしようとしても誰も支えてくれる人がおらず断念するケースがあちこちで見受けられたことでしょうか。
ちなみに物販は15時過ぎのあたりでほぼ全てを売り切ってしまい、開演1時間前に幕張に着いた私はアミューズに貢ぎたくても不可能な状態。恐らくスタッフの物販責任者は、その読みの甘さからビジネスチャンスを逸した旨で事後の反省会において絞り上げられているものと思われます。

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The Drums / Encyclopedia (Album)

メンバー脱退もあり、第二章的なセールストークで売ろうとはしていますが、これはむしろこれまでの集大成的サウンド
5年前「Let's Go Surfing」を聴いて、妙な軽みが気になってサマソニで生で観てその諧謔性バリバリのステージングに驚き、その諧謔性をスタジオサウンドでも強化した2nd「Portamento」に納得し、そこから3年経ってのこの3rd。とてつもなく軽いのにどこまでもダークな「ゾンビ化したビーチボーイズ」的な唯一無二の世界観が完全に完成しています。
ここ最近のUSとUKのバンドは自分のアンテナの範囲内では、Vampire WeekendかPassion PitかFoster The Peopleに何かを足してみましたとか、過去のサウンドに何も足さずに再現したら批評家受けがそれなりによかったので多少売れてます的なものが非常に多くて正直面白くないのですが、彼らとか聴いてるとやっぱり本物のヤバいバンドってのは確実にいるのだなあと思います。