ワールドハピネスのNo Lie-Sense、ケラさんがステージ中に「電気グルーヴの時に降ればいいのに」と呪いの言葉を吐いたところ、彼らが去った後、あれだけ降っていた雨が電気グルーヴ開始直前にはほぼ止んだので(その後ライブ中に多少降ったけど)、言霊ってあるのだなあと思いました。
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NIRGILISのラストアルバム「チュクリ」のDisc2、シングル集を通して聴くと大変にえげつない。
レベッカ、Pearl、HIGH & MIGHTY COLOR等々、SONYによって「改造」を施されたバンドはいくつかありますが、正味NIRGILISの弄られっぷりがある意味史上最強ではないかと思う。それは最後まで残った3人の意図もあっての流れだとは思うのだけど。
インディーズ期のフリーフォームでアイデアに満ちた楽曲から、そんなSONY期のタイアップ上等の型にハマった楽曲に至る流れを聴いていると大変にいたたまれない気持ちになってくる。何でこうなっちゃったんだ。せめてSONY期の音源だけでコンパイルしてくれればこんな気持ちにならなくて済むのに。これはとても残酷なドキュメント。
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アイドルカバー話、その2。
元BiSメンバーで現在はソロでやってる寺嶋由芙のシングル「カンパニュラの憂鬱」のカップリングが岡村ちゃんの「だいすき」。元曲を完膚なきまでに骨抜きにした結果「単なる」アイドルソングと化している様は、これはこれでなかなかに衝撃的。
あとあれだ。凛として時雨のピエール中野のソロアルバム「Chaotic Vibes Orchestra」収録のPerfume「チョコレイト・ディスコ」のカバー。
Vo.大森靖子
G.滝善充(9mm Parabellum Bullet)
B.ミト(クラムボン)
D.ピエール中野(凛として時雨)
このメンツによる完全人力カバーですよ。間違いないじゃないですか。ていうか間違いなかった。タイトでラウドすぎる演奏と、曲が進むにつれてだらしなくなっていく大森靖子の歌。素晴らしい。
ただこのミニアルバム、5曲入りでこの値段はちょっとひるんだ。買ったけど。