渋谷DMRの実店舗、今月末で閉店
既に2011年から音源の扱いはなく、DJ用品店として細々と存続していた店舗の終焉ということなのですが、それでも一つの時代の終わり感ハンパない。

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そういうことで、新世代バンドとそうでないバンドという区分けで各夏フェスのラインナップを眺めてみる。

ROCK IN JAPANはまあ当然として、Rising Sunも新世代を大々的に導入。イメージ的に相当導入してくるかと思いきや意外に及び腰なのがサマソニ。「高齢者専用フェス」として名高いワールドハピネスですら、この登場バンド数の中に高速系新世代バンドの中では一番インテリジェンス感溢れるヒトリエを導入しているにもかかわらず、これだけバンドとかいるのにもういろいろと諦めた感漂っているのがフジロック
一応Man With A MissionとSiM出るけど、その弾数でそこら目当てで苗場まで来させるの無理っす。つうか今んとこフジロックで発表された邦楽勢見てて、ウルフルズの年齢で下から数えた方が早そうな感じがあるのはもはや驚異的ですらあります。

始まってずいぶん経つ老舗フェスが、最初に食らいついた常連の高齢化への対応に苦慮する一方、Rising Sunや荒吐あたりはそのステージ数の多さでうまいこと捌いて新旧ハイブリッド型に落とし込み、VIVA LA ROCKやらMETROCKの新興フェスはきっちり若いもんにアジャストしてくる、という棲み分けができているわけですね。というか、METROCKが出てきたあたりで正直「首都圏の客目当てのフェスさすがに多すぎないか」と思ったのですが、もうその思考が完全おっさん目線で、きちんと需要はあったってことで。

そして夏の魔物イナズマロックフェスはいつも自由すぎ。

あと、サマソニTOKIO来るとか、ワーハピにきゃりーぱみゅぱみゅ来るとか、いくつか毎年サプライズがあるのがフェスですが、今年の夏最強のサプライズはぶっちぎりでFREEDOM AOZORA淡路島さだまさし。このメンツの中に彼がいるという恐ろしさ。彼をドロップしようとした運営の勇気。
それでも円熟のトークスキル炸裂し、物珍しさで集まったクラウドを爆笑と感動の渦に叩き込む絵しか思い浮かべられないのが彼の彼たる所以。