3月末頃からTOWER RECORDS ONLINEのニュースコーナーの更新が鈍くなり、4月に入ってから遂に音信途絶え、4/3以降更新がありません。
新規立ち上げのレビューサイトMikikiの方にリソース持っていかれているのか、年度変わりで担当の異動やら引継ぎやらがうまくいっていないのか、担当が急に悲しくなって旅に出たきり帰らないのか。

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この3月4月あたり、過去に比べて妙にCD店の新規開店が多いのです。このご時世に。移転の形とか、以前入っていたCD店が撤収したモールに別チェーンが復活とかもありますが、それでもその他の純粋な新規も目立ち、何だか不思議な気持ち。
4月26日には愛知県豊橋市のライブハウスclub KNOTがCD店とスクールを同時立ち上げします。ライブハウスのすぐ近くにショップを開けるという形、廃業した厚木のCD店TAHARAの元店長がライブハウスThunder Snakeの道を挟んで向かいにCD・楽器店じょいふるを新たに開業したのと同様、ただ店を開けてCDを売るということではなく、サークル的な流れを作って地元音楽シーンを活性化させようという意志が見て取れます。

我が故郷四日市には、近鉄四日市駅西口の同じ建物に入ってるCLUB CHAOSとハリウッドレコードが、開店以前にGASOLINEというバンドが出てきたという下地はあったものの、それ以降の地元のガレージのシーンを支える受け皿として機能していたりという実例もありますし、店内イベントスペースを拡充する形のリニューアルを行った渋谷タワレコも根っこはそんなに遠くないはず。

ぶっちゃけもうCDというパッケージなんぞ既に今ではある意味メモラビリアにしか過ぎんのですけど、でもそれを本来メモリーすべきエクスペリエンスに寄り添わせる形にすることで、その意味合いが強く深くなるという側面も込みで。
とかいってこの側面、横文字使って意味ありげにしてみたものの、「ライブハウスの物販」的な、その場の勢いで買わせるように仕向ける策を固定的に確立するんです!と言ってしまうとけっこう身も蓋もない。でも勢い大事ですよ。大事。
この間の週末誘われてニューロティカの30周年ライブ観たんですけど、あんまりかっこよくて終演後物販行ってついうっかりTシャツ買っちゃったもの。勢いで。でもかっこいいからいいのです。