E-Girlsのアルバム買ってきた。
RYDEEN」と「I Heard A Rumour」と「恋のブギウギ・トレイン」のカバーが入ってるから買うしかないんだ。

RYDEEN
初っ端のメロ(空手バカボンの「来るべき未来」の冒頭「テークーノー」にあたる部分)に乗る歌詞が「Dance All Night」「Hold Me Tight」でびっくりする。えー、これはいいんでしょうか。ありなんでしょうか。

「I Heard A Rumour」
真弓倫子Ver.の歌詞をそのまま持ってきているはずもなく、完全書き下ろし訳詞なのですが、そもそも何でこの曲をこのタイミングで引っ張ってきたのか皆目見当がつきません。

「恋のブギウギ・トレイン」
これはアリ。元曲のフィリー・ソウル的な弦の部分をそのまま生かしつつ90'sハウス的なノリに乗せ換えているのが素敵。

全体的には、歌は間違いなく所謂普通の「アイドル」な方々より安心して聴ける安定感なのですが、バックトラックにはかけられる時間とコストのキャップがかかっているというか、全編通して対費用効果高そうな感じのアレンジです。

EXILEと同様、東京でサラリーマンやっているとどこにファンのコア層がいるのか皆目見当がつかないのですが、所謂「アイドルグループ」はどうしても活動の制約上首都圏を中心に動かざるをえず、また各地方のローカルアイドルはどうしてもメジャーメディアに乗りにくいという限界がある中、AKBやももクロ等のアイドルがメディア的に「アリ」になって以降ある意味「空白区」だった、最近の言葉で言えば「地方のマイルドヤンキー」層に対して、「地方に対してのメディア発信戦略」、要するにLDHEXILEで培った方法論でもってそこに届く形で提示し得たからこそ、ここに来て売れてきてるんかいな、と思います。

とりあえず13年越しでdreamが売れたからよかったです。でも今の状況を見て、あれだけ方針変えてコンセプト変えてそれでもまったくビクとも売れなかった時代を8年に渡って支え続けた長谷部優は何を思うのか。