アメ横女学園芸能コースの「暦の上ではディセンバー」が楽しい。
これまでも「メタアイドル」的存在はいますし、最近のアイドルソングには多分に「メタアイドルソング」的要素が含まれているものもありますが、ここまで出自から何からガチなメタアイドルソングというのはなかなか他に類がなく、歌メロと関連性ゼロのイントロのフレーズとか、前後の脈絡の希薄な曲展開とか、Aメロを適当に片づけてとにかくサビに持っていく感とかの「あるある」ネタ含めていろいろ突っ込みどころ満載すぎて、そしてメタアイドルソングの先駆である小泉今日子がいるドラマでこんな形になっているという事実にワクワクしっぱなしです。
大友さんは「録音やミックスも本物の2009年のミリオンセラーに負けないよう作った」と仰っていますが、2009年は嵐の65万枚が最高でシングルのミリオンセラーは一作もありません。でもこの安っぽいシンセ音とかスッカスカのリズム処理とかものすごく雑な曲終わりとか聴くにつけ、実はそれわかっててわざと言ってるんじゃないかと思った。もしくは2009年から急激に売れ、翌年以降ミリオンセラーになる方たちの音源の録音やミックスを念頭に置いての言及か。確かに「負けて」ない。
「あまちゃん」は、設定として「震災」は避けられないわけで、朝ドラというかテレビドラマ史上でもなかなか他にないレベルで表現上シビアな状況が今後待っていることになります。それをこういう今のノリを維持しながらどういなすのか、乗り越えるのか。ドラマとしての興味はそれ一点だったりします。
嘘。アキちゃん可愛いです。
あと、今年の紅白は目玉のひとつを確保できてよかったね。
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上半期の10枚。
Silver Screen / When You And I Were Very Young