レンタル料の値下げ著しく、地域・店舗によっては旧作50円なんてところも見かけたりする中、TSUTAYAディスカスが遂に最後の一線を越えて来ました。
新規会員登録数アップのための施策だとは重々承知しつつ、これもう完全に業界全体に火を放って焼き畑農業始めましたという感がアリアリです。もう個人経営の店や中小チェーンは既にほぼ絶滅しかけている今、これにより、TSUTAYAとGEOとあと数社によるチキンレースの火蓋が本格的に切って落とされたのかもしれません。
そしてこれに勝ち残った頃には本気で物理メディアのレンタルは衰退、だいたい外資系とかのネットストリーミング型サービスに持っていかれて既に業界がほぼ終了状態という、誰も勝者がいない可能性。

というか、地方のレコード屋の店頭とか見ている頭で店舗型レンタル屋の将来を想像すると、棚にはもうアカデミーの名作以外は山田洋二監督作品と高倉健主演作品と熟女AVしか並んでいないのです。

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PSYさんのイタリアの件。
まあこれ大変に悲惨なことになってしまったわけで、明らかにPSYさん困惑してて痛々しいのですが、イタリアなんてサッカーファンにとっては2002年ワールドカップの遺恨がまだまだ根強く残っているのに何でそんなところに韓国人が出張っていくかなとも思いますし、そんな中ただでさえ仲の悪いローマのチーム同士の試合で「唯一」ファンの気持ちがひとつになるターゲットとして機能してしまってこうなっちゃったのかと思うのですが、これ彼の出演を仕掛けた側もその「遺恨」は意識してたんじゃないかと思うのですよ。
要するにサッカーファンを中心とした韓国に対するイメージのよろしくなさを払拭するために「世界的コンテンツ」であるPSYさんを本拠地に送り込んで懐柔を図ろうという目論見。ただ、「遺恨の深さが予想以上だった」&「それどころじゃない」&「もう飽きてむしろウザい」のコンボが完璧に決まってしまい、両チームファンの心を一丸にさせてしまったんじゃないかと。
ヨーロッパの人にサッカーで恨み買っちゃいけないと思いました。本当に。

ちなみに新曲はリリースされて1か月半、USで49位、UKで38位。イタリアは公式だとベスト10までなのでエアプレイチャート見たら46位でした。ちなみにイタリアのアルバムチャート眺めてたら、英米でもたいがいしつこくチャートインしていたPink Floydの「狂気」が71位にいて笑った。さすがプログレ大国。