飯田圭織、2990gの男児出産「幸せでいっぱいです」

いまだに飯田圭織の名前を聞くと、結婚発覚翌日という地獄のタイミングで開催された「バスツアー」事件を思い起こします。というかいまだにGoogleで「飯田圭織」と入力した際の検索候補の上位に「飯田圭織 バスツアー」と出てくるこの酷い認知っぷり。
しかし今現在まで「伝説」として語り継がれるその要因のひとつには、まだネットのあちこちで見ることのできる、この簡潔ながらも的確なまとめの存在もあるわけです。

また、音楽ファンの中ではもはや常識となっている「ウドーフェスの惨劇」も、この素晴らしすぎるレポートがあったからこそ今に至るまで稀代のコントとして語り継がれているわけです。本当にこれはネット史上屈指の名コンテンツだと思う。

昨今ネット上の様々な「まとめ」は、編集の偏り等による弊害も取り沙汰されているわけですが、こういう「イベント」的なもののまとめは、当然主観ベースにはなるのできっちり読み込んでいく必要はあるものの、それでも参加者の中に有志がいない限り成立しないだけにとても貴重です。
ので、今後もイベントとかで酷くて面白い目に遭った人はTwitterとかで細切れに発信するよりもどこかにまとめてアップしてほしいと思います。そして伝説になれ。

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昨日はSigur Ros@武道館。
満員。メディア露出もさして多くなく、これといったヒット曲もなく、そもそもわかりやすいとは言えない音楽性のバンドが武道館をみちみちに埋めている不思議。
音源では繊細だったはずの音がライブではものすごいレンジとダイナミズムで挑みかかってくるという状況はサマソニと同じだったのですが、幕張が平面的なのに比べて武道館は立体的な客席で、それに合わせて変更してきたであろう音像処理のおかげか、サマソニで聴いた音の感覚ともまた違う。幕張では音の塊をガツガツとぶつけられた感じだったのが今回は場の空気全体をじわじわ濃密に支配していく感じ。この感覚の違いがまたすごく面白い。
あと、ふと思ったのはこのライブくらい「好きな曲を演るのを待ってない」という心持ちは他にないなということ。ただひたすら流れの中に身を委ねていることこそが至高といった感じのライブ。

ということで、「華奢で儚げな雰囲気を持った美少女の服を脱がせてみたらパキパキに腹筋割れてて、そんな彼女の腕にがっちりホールド決められて絞め落とされるのが気持ちいい」的に力強く甘美な世界を堪能いたしました。

そして帰り道、どうも普通のライブよりも「ガチムチ系の坊主頭」とか、端的に言ってしまえば「ゲイっぽい」人が非常に目立つことに気付き、帰ってざっくり調べてみたところ、自分が見た方々がそうかはわからんですが、それでもやはりゲイ・ソサエティ内で相当に人気があるようで。カミングアウト前から槇原敬之を熱狂的に支持していたり、昭和歌謡リバイバルの底を支えていたり、日本のゲイ・ソサエティの音楽への影響力も決して小さいものではないのですが、この満員の武道館もそんなソサエティの実力が発揮された結果だったのでしょうか。
そして彼らはYouTubeの「ヨンシーとアレックスのクッキング」動画を見て萌え死んだりしているのでしょうか。