元AKB研究生・西川七海、乃木坂46 2期生として再デビュー
デビュー以降売上は安定しているものの、世間一般的な訴求力はイマイチ状態が続いている乃木坂において、認知を進めるためのフックになり得る「下衆な」ニュースという受け止めをいたしました。
新譜のリリース前になると必ずのように週刊誌ネタが発生していた時期の浜崎あゆみを眺めるような心持ちで。
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田島優成、寝坊の代償は「事務所退社、活動自粛、趣里と同棲解消」
いくら前代未聞の珍事だったとはいえ、寝坊一発でここまでフルスイングで人生棒に振る事態には普通はならないというか、むしろその件を名刺代わりにバラエティに出演して弄ってもらって知名度大幅アップみたいな方針で行けそうなものですが、そうならないのは業界の偉い人の逆鱗に触れたか、この件の洗い出し中にあんまりおおっぴらにできないヤバい事情まで洗い出されたかどっちか、という想像。
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遂にSMAPが動いた。
5種発売という、ジャニーズ勢では最多仕様でのリリースです。そもそも「シングル複数種リリースカップリング違い」という芸当を日本で最初にやってのけたのはジャニーズさんの少年隊ですから元祖なんです。文句は言わせない。
SMAPが国民的スターとして君臨し続ける以上、無様なチャートアクションを見せるわけには行きませんが、ここ最近は正直売上枚数的には相当キツくなっていますので、この戦法はもう致し方無い感じで。
それでもA面曲が赤い公園、カップリングに凛として時雨という楽曲制作体制は、相変わらずチャレンジャブルで素敵です。これは今に限ったことでなく、林田健司楽曲で大ブレイクを果たして以降、SMAPは新進気鋭含めた現役ミュージシャン楽曲を採用するのに躊躇なく。
以下、2000年以降のSMAPのアルバムに「現役ミュージシャン」の立場で楽曲提供した方の一覧。
2000:S map-SMAP 014
・ラストシーン 作詞・作曲:樋口了一
・愛の灯 〜君とメリークリスマス〜 作曲:堀込高樹(キリンジ)
2002:SMAP 015/Drink! Smap!
・Theme of 015 作曲・編曲:小西康陽
・世界に一つだけの花 作詞・作曲・編曲:槇原敬之
・ずっとずっと 作詞・作曲:Ryoji(ケツメイシ)
・幸せの果てに 作曲:清水昭男(ANTHEM)
2003:SMAP 016/MIJ
・愛と勇気 作詞・作曲:トータス松本
・たてながの自由 作曲:田島貴男(Original Love)
・ススメ! 作曲:TAKUYA(ex-JUDY AND MARY)
・Easy Go Lucky! 作詞・作曲:トータス松本
・Thousand Nights 作曲:KAN
・la.la...Shall we Tap? 作詞・作曲:清水昭男(ANTHEM)
・がんばれ王子 作詞・作曲:つんく
2005:SAMPLE BANG!
・Theme of 017 作曲・編曲:中塚武
・退屈な日曜日 作詞・作曲:横山剣
・僕の太陽 作詞・作曲:宮沢和史(The Boom)
・HOLIDAY IN THE SUN 作詞:Lori Fine(COLDFEET)
・クイズの女王 作詞・作曲・編曲:小西康陽
・Sweet Summer Surfing Season 作詞・作曲・編曲:タカチャ
・友だちへ〜Say What You Will〜 作詞:Eric Clapton / 作曲:Eric Clapton & Simon Crimie / 日本語詞:竹内まりや
・Shigusa 作詞・作曲・編曲:タカチャ
2006:SMAP 018/Pop Up! SMAP
・Theme of 018 作曲・編曲:中塚武
・TAKE OFF 作詞・作曲:MICRO(HOME MADE 家族)
・Nai Yai Yai 作詞・作曲・編曲:タカチャ
・paripia! 作詞・作曲:ナイス橋本
・モアイ 作詞・作曲:Caravan
・だいじょうぶ 作詞:太志 / 作曲:Aqua Timez
・Everybody 作詞:Blaise・Maynard・tax(MONKEY MAJIK) / 作曲:Blaise・Maynard(MONKEY MAJIK)
2008:super.modern.artistic.performance
・この瞬間、きっと夢じゃない 作詞・作曲:Hi-Fi CAMP
・ひとつだけの愛〜アベ・マリア 作詞・作曲:藤澤ノリマサ
・ココロパズルリズム 作詞・作曲・編曲:中田ヤスタカ(capsule)
・そのまま 作詞:Blaise・Maynard・tax (MONKEY MAJIK) / 作曲:Blaise・Maynard (MONKEY MAJIK)
・Style 作曲:久保田利伸
・ソウデス! 作詞・作曲:ナイス橋本
2010:We are SMAP!
・We are SMAP! -Funky Lude- 作詞・作曲:久保田利伸
・SWING 作詞:西寺郷太・谷口尚久 / 作曲:谷口尚久・西寺郷太
・そっと きゅっと 作曲:久保田利伸
・Trust 作詞・作曲・編曲:小室哲哉
・GAIAにおねがい作詞:ティカ・α / 作曲:永井聖一(相対性理論)
・Magic Time 作詞・作曲:山口一郎(サカナクション)
・Love & Peace Inside? 作詞・作曲・編曲:槇原敬之
・We are SMAP! -Bounce Lude- 作詞・作曲:久保田利伸
・SMAPのポジティブダンス 作曲:石野卓球 / 編曲:CMJK
・Going Over 作詞・作曲:RIP SLYME
・No Way Out 作詞・作曲:LOVE PSYCHEDELICO
2012:GIFT of SMAP
・君とBoogie Woogie 作詞・作曲:ナオト・インティライミ
・真夏の脱獄者 作詞・作曲:椎名林檎
・イナクテサビシイ 作詞:Blaise・Maynard・tax / 作曲:Blaise・Maynard(MONKEY MAJIK)
・I Wanna Be Your Man 作詞:志磨遼平(ドレスコーズ) / 作曲:Ryo Watanabe(THE BAWDIES)
・Special Thanks 作曲・編曲:大橋好規(大橋トリオ)
さらにシングルのみ楽曲では以下のようなメンツも。
2011 僕の半分 作詞・作曲・編曲:斉藤和義
2011 真冬のラブレター 作詞:甲斐名都 / 作曲:前田啓介(レミオロメン)
2012 Moment 作詞・作曲:山口一郎(サカナクション)
2013 Mistake! 作詞:いしわたり淳治 / 編曲:CMJK
何この網羅性。「作詞:志磨遼平(ドレスコーズ) / 作曲:Ryo Watanabe(THE BAWDIES)」とか「何考えてるんだ」レベルの組み合わせ。
こういうJ-POPのいい加減さというか、ジャンル間のハードルの低さが僕は大好きです。それもここ最近始まった話ではなく、「日本語ロック」のパイオニアだったバンドのメンバーがこぞってアイドル楽曲の作詞作曲をしていたり、反体制フォークの旗手だったはずの人が演歌歌手に楽曲提供していたり、日本の大衆音楽は昔からそういういい加減さでできていて、だからこそ面白いという点は確かにあるわけで。
UKの硬派バンドがボーイズグループに楽曲提供とかしたら世間的にどうなるのか、ということを想像したらおよそ日本のいい意味でのユルさが理解できるかと。
まあ、ガールズグループのトータルプロデュースをしてニヤニヤしていたO.M.D.のマクラスキー先生とか、例外はいますが。