音楽ソフト年間売上が6年ぶりに前年比増へ転換、オリコン発表

ミスチルが今年ベストとオリジナル合わせて3枚、EXILEがベストとオリジナルで2枚、桑田と達郎とユーミンがベスト盤という稀に見る大作揃いだった2012年ですら前年比4.1%増程度っていうのはこれもうかなり本気でヤバいということです。

2013年、そろそろ嵐が次のベスト盤出してもいい頃なので多分これが断トツの売れ線、ただこれとAKBとEXILE除いたら50万枚以上売れるアルバムが他に思いつかない。永ちゃんがオールタイム・ベスト出せたら行くかな、西野カナもベスト出す頃だからどうかな、福山雅治そろそろアルバム出すかなくらいで、もうこの時点で惨状が余裕で想像できてしまいます。もう正味の話、レコード会社の人間「誰か有名ミュージシャン派手に死なねえかなあ」くらい考えててもおかしくないよ。

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2012年のベストライブはサマソニNew Order、Hostess WeekendのHot Chip、そしてフジロックチャットモンチーなわけですが、どうしてもフルリストのライブを観たかったチャットモンチー、前回の東京公演はLOFTというとんでもないキャパの箱でやりやがったため撃沈、先日14日にようやくZEPP DiverCity

夏の「探り探り」感はもう完全に消え、堂々たるステージング。相変わらず楽器とっかえひっかえ、時々ギターを1フレーズ弾いてそれをループにして回した後で別の楽器に持ち替えるパターンと、更に時々前録音のギター音をループさせるパターンがあった程度でそれ以外は完全に2人がその場で出す音と声だけ。だからこそ「次はどういうスタイルで来るんだろう」というおよそバンドではありえないワクワク感があったり、橋本がハーモニカホルダーを首に引っ掛けたら「これは『ハテナ』来るで」とわかったりとか、何かいろいろと面白くてたまらない。でもそれ以上にステージのふたりがあからさまに面白がっているのがわかってそれが嬉しくてたまらない。

もともと橋本のぽやんとした佇まいは大好きなのですが、2人編成以降、福岡の女子としての男前っぷりにも心を持っていかれていて、これは何かと考えてみたわけですよ。西武ドームで「安定」を見届けて以降、ももクロ熱は随分と収まったのですが、ちょうどその直前にフジロックで2人チャットモンチー初めて見て衝撃を受けていて。つまり俺、そこらへんあたりを境に、ももクロからチャットモンチーに「推し変」したのではないかと。ようやく自覚した次第。悪くない。もう次のライブが楽しみで仕方ない。