JR東日本のスキーCMきっかけで俄然本田翼に注目集まっているようで。
コーヒーのCMで「ブレんじゃねえぞ」とか言ってた時は名前まで名乗ってた割にほぼ何のリアクションもなかったのに。所詮ダイドーだったということですよ。世の中結局はブランド力と露出量だという残酷な事実です。
あと、JR東日本エリア以外在住の人には彼女が何で出てきたのかさっぱりわからないので、全国放送に出演する際には説明責任を果たすべき。何で突然ZOOの『Choo Choo Train』が売れたのかさっぱりわからず戸惑っていた当時神戸在住の俺はちょっと可哀想だったぞ。

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紅白ようやく見返しましたが、今年は全体的に例年よりよかったような気がします。

とりあえずももクロの「アカリ」入り6人Ver.にはグッと来た。とりあえずももクロは今年も頑張って連続出場して、あかりちゃんはとっとと朝ドラか何かのオーディション受かって後は事務所の力でも何でもいいので審査員席に座って中野サンプラザの約束を果たせ。頼んだぞ。

ただ、それでも今回は美輪先生の『ヨイトマケの唄』が全て。
あの衣装や髪はきっとリリース当時の「紅顔の美少年」と呼ばれていた頃、完全変態前の自分を模したものと思うのですが、歌い方は完全変態後のより芝居がかったスタイルになり、もう一本の映画か芝居かを観たかのような密度。これまでの紅白云々と言うよりも、自分がこれまでに観たテレビコンテンツの中でも指折りクラス、とんでもないもの観てしまいました。やっぱりあの人は化け物でした。

『花は咲く』は当初のNHKの目論見としてはもっとヒットして正式な歌唱曲として目玉にする予定だったのが、まるで売れなかったためにこんなんなっちゃったと思うのですが、ピアノの辻井さんが目が見えないのに菅野よう子の指揮に何の意味があったのかいまいちよくわからないままでした。まあそれ言うたら今回は録音音源だと言うことで、平尾昌晃の最後の指揮も意味なかったんすけど。あと、福山雅治と歌舞伎のコラボもあれ一体何をしたかったんすかね。

斉藤和義は、「NUKE IS OVER」のストラップよりも、曲終わりの瞬間にステージ対面のスクリーンに一瞬「相葉:斉藤和義さんありがとうございました」とカンペが出ていたことの方が気になりました。

あと感慨深かったのは最初の浜崎あゆみ。メドレー3曲とも10年以上前の曲。完全に「懐メロ」枠に入ったということで、演歌勢以外にもいろいろと世代交代の波が来ていることを実感いたしました。逆に「サカナクション山口・菅野よう子の曲が大トリ」というのは「今」を感じてこっちはこっちで感慨深い。

装置については全面にスクリーンを導入したものの平板さばかりが目立った昨年から格段に進化。立体的にスクリーンを配して欠点を解消。見た限り可動だったのは電球の巨大リングだけだったのですが、全く問題なし。ただ、Perfumeの映像はものすごい作り込みですごかったのですが、関ジャニとかの絵の雑っぷりはもう少し何とかならなかったものか。
およそインフラは整備できたので、今後はコンテンツに注力するという方向の強化になるでしょうか。

嵐の司会は既に安定の域に達していて安心して見ていられたのですが、問題は堀北だ。緊張しているのは見ていてわかるのですが、台本のトレースが何だか雑なために結果として何となく自然に見えなくもないという、いいんだか悪いんだかわからない状態。とりあえず一番ツボに入ったのは水森かおりの後にびっくりするくらい適当そうに放った「すごく高くて長い衣装でしたねえ〜」というセリフでした。

きゃりーぱみゅぱみゅ」の紹介で誰が噛むかという件については「噛んでも笑って許してもらえる状況」を完全にお膳立てしたうえで臨むという、およそ完璧すぎるオペレーション。あの場であの稲垣吾郎以上の適任者はちょっと思い付かない。
まだおよそ「かっこいいこと」しかできないジャニーズ若手達は、紅白ですら完璧に自己の役割をこなすあの彼を見て何を思っただろう。SMAP森脇健児にいじられながらキックベースをすることから始まり、ああやることで20年以上第一線で生きてきたわけで。若者は彼らの背中を見て育て。しかし今の状況で思えば「森脇健児にいじられる」ってすげえ屈辱的だね。