チャットモンチーは10/10にアルバムが出るわけですが、先月発売の先行シングル"コンビニエンスハネムーン"、これまでのシングルがずっと1曲+インストVer.という形態だったので今回もそうだろうと思い込んでスルーしていたのですが、今日ちょっと見てみたらカップリング入ってるじゃないですか。しかも石井明美Ver."CHA-CHA-CHA"のカバー。何だその組み合わせ。そりゃ買うさ。そして聴いたら破壊的なまでのローファイ・エレクトロニカっぷりに唖然とした。ある意味すごいよこれは。

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10/3-4は会社絡みでNPO活動のお手伝いのため南三陸町へ。
10/6-7は所用で新潟県上越市へ。
今日は代々木第一体育館のこれへ。
そんな感じでドタバタしていて滞りがちでございます。

南三陸町ではちょっと時間ができたので志津川地区をちょろちょろしました。
例の、津波に飲まれるまでアナウンスを続けた防災庁舎とかがあるわけですが、その近くに洗車場とコインランドリーとカラオケボックスと中古CD・DVD販売を一手に商っていた「ミュージックランド」というお店があったことを知り、その住所に当たるところに来てみたところ、こんな感じ。

とりあえず生活に重要な洗車場とコインランドリーだけ復活。まあ、カラオケとかCDは生活に余裕ができない限り必要なものではないし、周りにほぼ何もないところでやる商売ではないものね。

次は上越市。上越市にはかつて「多田金」と「タダヤ」という2つの地方レコード店チェーンがありました。似た屋号なのは本家と分家の関係のため、という話ですが、かつては本店の他に上越地域各地のショッピングセンターに出店をして隆盛を極めていたのですが、1990年代後半以降徐々に売上もシュリンクし、タダヤは2007年に完全廃業、多田金もこの11月に唯一残っていた店舗であるパティオ店を畳み、12月以降はライブスペース等に使用していた本店で「在庫を持たない形」、つまり予約・注文による販売のみ継続という変則的なスタイルでの営業になります。

で、タダヤの店の跡がまだ残っていると聞いて行ってみました。これもん。

自分が見た店舗跡の中でもかなり悲惨な部類。
そして店を畳む多田金パティオ店ですが、実は現状こんな感じになっておりまして。
上越ウイングというショッピングエリアの中のパティオという専門店棟に多田金は入店しているのですが、周りの環境が極悪。現在「ひらせい遊」はTSUTAYAのフランチャイジーと化していますので、要するに同一敷地内に巨大TSUTAYAが2軒あるという無茶苦茶な状況下でここまで多田金は粘ってきたわけです。

正直、今までよくやったと言わねばならないのかもしれません。
先日、大型チェーンが死ぬと本気でヤバイという話をしましたが、大型でなくても特定の地方のみで栄えてきた地方チェーンの場合も淘汰の結果生き残ってきたわけですので、その地域にはそのチェーン以外に店はなく、そのチェーンが弱ってシュリンクするということはつまりその地域からレコード店そのものが無くなることと同義であり。
上越市しかり、2007年にタマルが死んで以降先日タワレコができるまで本当に悲惨な状態だった高松市や、国原がシュリンクして遂に無くなってしまい、市街地に残る新品販売店は玉光堂くらいしかない旭川市しかり。

大型チェーンも生き残るのに必死ですし、そうなると財務基盤の弱い地方チェーンはどうしてもそれ以上にキツくなるわけで、これもうどうしようもないのですが。

で、全然関係ないんですけど、この日上越市では大きなマラソン大会がありホテルはどこもいっぱいで小さな駅前旅館に予約を取ったのですが、確かに風呂やトイレ共用とか部屋に冷蔵庫ないとか不便なんですけど、おかみさんに町の歴史を教わったり、飲みに行って遅くに帰ってきたら可愛い若奥様がパジャマで出てきて鍵渡してくれたりとか、それはそれで悪くない。