この間アレなコミック付きの違法ダウンロード罰則化周知用のサイトが立ち上がったと思ったら、こっちにも同じ趣旨のサイトが立ち上がった。
要するに前のは日本音楽事業者協会単独のサイトで、今度のは関係団体集まって立ち上げた「STOP!違法ダウンロード広報委員会」のサイトという位置付けのようですが、「STOP!違法ダウンロード広報委員会」の関係団体の中には日本音楽事業者協会も入ってるから意味がわからない。
いろいろ縦割り的なところでこういう形になったのかもしれませんが、民間会社が集まって作った団体で何役所みたいなことやってるんだというか、そもそも自分らが儲けるためのものなのだから、罰則化だの他人にどうこう言う前に自分らのコスト意識を何とかした方がいいと思うよ。

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以前、CD販売大手チェーン店の店舗数をカウントしていましたが、気付いたら1年以上経っていました。前回のカウントが去年の6/5。1年4ヶ月ぶりにカウントしてみました。
カッコ内の数字は6/5の店舗数からの増減。

TSUTAYA:924店舗(-16)
⇒CD販売実施のない全店舗数は1449。

GEO:1063店舗(+82)
⇒CD販売実施のない全店舗数は1127。

ブックオフ:925店舗(-30)
⇒CD販売実施のない全店舗数は961。

Village Vanguard:352店舗(+26)
⇒Diner等CD販売のない店舗、海外店舗は除いた数。

タワーレコード:85店舗(-2)

HMV:43店舗(+12)

新星堂:140店舗(-17)

山野楽器:30店舗(±0)

WAVE:0(-8)

こんな感じ。前回に引き続き、TSUTAYAとGEOの戦略が真逆なのが気になります。CD販売スペースを潰しコミックレンタル等に床面積を割きつつあるTSUTAYA。CD販売店を増やし「近所のCDショップ」的な拠点を目指すGEO。正味これまでは利幅が大きかったはずのDVD旧作のレンタルは、激闘の末に現在安いところだと1本80円レベルにまで下がっていますので、何にせよ他で利益引っ張ってくるために必死です。
11店舗閉店した代わりに9店舗オープンとスクラップ&ビルドが激しいのがタワー。それまで息絶え絶えでバスバス店舗潰していたのをローソン傘下に入って以降WAVEが死んだ分とタワーが手放した分を中心に再度店舗数を増やしているのがHMV。
そしてここ数年快調に景気が悪く店舗数を毎年10%以上の割合で減らしているのが新星堂、唯我独尊を貫き1増1減で店舗数としては不変の山野楽器、死んだWAVE。

あと、今後は地方等の中堅チェーンも今後カウントしていきます。北海道の玉光堂、静岡のイケヤ、関西中心のミヤコ、同じく関西のJEUGIA、埼玉ベースながら謎の東北進出を続けるバンダ、他のCD屋が潰れたところに居抜きで速攻で入るBIG、そして全国のユニー系列のSCアピタ中心に出店しているものの調べても正体がよくわからないWe's。

玉光堂:26店舗
イケヤ:12店舗(TSUTAYAのFC店舗は除く)
ミヤコ:9店舗
JEUGIA:9店舗
バンダ:16店舗
BIG:29店舗
We's:13店舗

とりあえずまた半年くらい後に再度カウント。忘れてたらもっと後。