先日、アフリカ・ギニア湾沖に存在が確認されたタワーレコード直方店ですが、ここ数日で突如地図から消滅しました。沈没したと思われます。

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土日に実家帰って、その帰りに名古屋の地下街とかうろうろして、大名古屋ビルヂング地下から名駅地下街の最も外れのミヤコ地下街に移転した玉音堂を見に行ったりしたのですが、そのミヤコ地下街に向かう道すがらのサンロード地下街にあるもうひとつのCD屋、文化堂を覗くと「9月23日閉店」の貼り紙。マジすか。一瞬で駅地下の便利な場所にあるCD店消滅ですがな。
東京首都圏エリアでも主要駅そばの路面や地下街で通勤通学の途中に「ついで買い」できるような立地で生き残っているCD屋は、東京駅地下・汐留地下のTOWER mini、新橋の東京堂、渋谷のTSUTAYA、高田馬場のムトウ、川崎アゼリアの新星堂、大宮駅構内のCD GARDENくらい。
まあ、CDなぞもはや「ついで買い」するようなもんではないということですね。本当はわかってるんだ…。

そんで今日は用事があって高田馬場に行ったんですが、当のムトウはこんな感じになっているので、多分一見さんのことは既に見限っていると思われます。うん、それでいい。

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印象派 / SWAP (Single)

大阪ベースで活動している女子2人組。
最近多いシンセサウンドを大々的に導入しつつリズム隊は生音という形ですが、そっち系の音を出すバンドの多くが電子音をダイナミズム強化の方向に振っているのに比べると、サカナクションがそうなっちゃう前のインディーズ時代のようなもっと繊細な音使い。そして恐ろしくツボを心得たどキャッチーなメロ。これめちゃくちゃいいじゃないっすか。限定盤は1stシングルも同梱で1,000円。買いだ。
その1stシングルは関西地区のタワレコ5店舗のみ、今回の2ndで全国のタワレコ店舗に流通という形。何か既にこの先が決まっていそうな流れですし、実際顔ははっきりと出していないもののけっこうな美女揃いのようでそりゃ放っておかないでしょう。
とはいえ、こういう音楽性で出てくるバンドは本来時代をキャッチアップし続け音を変えていく運命を背負うものと思っていたのですが、最近の日本のそういうバンドは概ね一回音が固まったらそこから大きく逸脱しない形で活動を継続する例が目立ち、そうなっちゃうと正直「縮小再生産」的にしか聞こえずに興味なくしてしまうことが多く。
彼女達はどうなるのか。まずはアルバム待ち。